金山平三展@兵庫県立美術館に行ってきた
第64回日本神経病理学会総会学術集会・第66回日本神経化学大会の合同大会が神戸で開催されて出張したため、帰りに兵庫県立美術館で開催されている金山平三展を訪れました。
なぜこの展覧会を観に行ったのかというと、実は金山平三は、日本で初めて東北大学に誕生した女子大学生3名のうちの一人、牧田らくの夫であったからなのです。
9月30日に「女子大生誕生110周年記念式典」等のイベントをホームカミングデーとして企画予定ですが、その際に3女子学生の奇跡を振り返り、未来を考えるトークセッションの登壇者のお一人として、兵庫県立美術館の学芸員の西田桐子課長にお願いをしにいく、というミッションもありました。
アカデミアで晩年を過ごした黒田チカや丹下ウメと異なり、残っている資料が少なくて人物像をあまり理解していなかった牧田らくですが、実は、画家の夫のプロデューサーとして活躍していた様子や、自身もかなりクリエイティブな"飛んだ"女性だったエピソードを伺うことができました。
国内外、あちこち旅行して風景画で知られる金山ですが、実は静物画も多数残していました。
兵庫県立美術館は阪神淡路大震災後に建てられ、そのエリアは震災復興のシンボルともなっています。建築は安藤忠雄。コンクリート打ちっ放しの壁、高い天井等が象徴的でした。