杜の都はベストシーズン
青葉のまぶしい季節になりました。
杜の都・仙台のベストシーズンだと思います。
初めて仙台を訪れる人は全員、この時季を選んで来てほしいくらいです。街を歩いていても、運転していても、「地元ながら、あっぱれ」と思います。
初夏の日本はどこも見栄えするのでは?……というご指摘はもっともかもしれません。ケヤキ並木なら大宮にもあるし、広瀬川なら前橋にも流れているし、それぞれに美しいことも知っています。ただ、他の都市と比べることに何の意味があるのでしょうか?
「この時季の仙台は美しい」、それだけです。
おかげさまで、最近「まちづくり」の現場に立ち会う機会が増えました。
せっかくなので、日頃の不満を思い返しながら、仙台の街に必要なモノ・コトをあれこれ考えます。
東京を参考にするまでもなく、札幌、福岡といった他の地方圏の事例と比較しても、残念な点も目立つのは事実です。私にも他の都市で暮らした経験があるので、地元だからと言って盲目的に祭り上げることはしません。職業柄、地域の「課題」にフォーカスした記事を書くことも多いです。
少なくとも、「観光地」としては未完成にもほどがありますね。インバウンドの皆さんにもスルーされがちだと聞いています。
ただ、PCとにらめっこしながらガッカリした後、外に出れば、そこは仙台です。さわやかな緑と、さして特徴の無いツルンとした街並みに、ストレスを感じない程度の雑踏があります。
いいじゃないですか?
東北風に言えば「ぇんでない?」です。
いろいろとツッコミどころはありますが、新緑の仙台を毎年歩けるだけで、「この街で暮らせてよかった」と思います。
気持ちいい季節に、無理に顔をしかめることはありません。
暑い夏が来るまでは、ご機嫌でいようと思います。
ぜひ、会いに来てください。
ベストシーズンの仙台を喜んでご案内します。
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