【千田琢哉の頭脳】Vol.0570(2010年8月27日発行のブログより)
生命保険の営業をしています。ここ3年ほどはかなり苦戦しましたが、10年連続世界上位6%に権利を与えられるトップセールスの会員組織にも加入し続けることができています。千田さんの『継続的に売れるセールスパーソンの行動特性88』という本は私の人生を変えました。あの本は千田さんの思考回路すべてが圧縮されていると思います。中でもお金の支払いに関する部分は私自身ど真ん中を衝かれて本当に心臓を打ち抜かれた気分でした。支払いを含めて人間の「際」の部分でこんなに人生が変わるとは思いませんでした。
(愛知県・個人事業・Rさん・男性・47歳)
私がサラリーマンをしていた頃に、社長たちに対してこれはボロ負けだな、と思っていたことは、自腹を切るということです。
社長といってもサラリーマン社長ではなくて、
自分でゼロから会社を立ち上げた人たちのことを
ここでは「社長」と呼びます。
ゼロから立ち上げた社長の何がカッコイイかというと、
率先してお金を支払うことです。
サラリーマンはみんな社交辞令が大好きです。
本当は支払う気なんてまったくないのに、
財布を手にしてレジの前で立っています。
支払う気があったら、
さっとレジのテーブルに自分の分のお金を置いてしまうことです。
「今回は大丈夫ですよ」
と言われるのを待っていてはいけません。
これほど見苦しいことはないのです。
レジの前で「ここは私が合戦」をしている人たちは
全員逮捕して欲しいくらいです。
支払うなら支払う、支払わないのなら支払わない、
とハッキリさせなくてはいけません。
これは女性についてもいえます。
気持ちよくおごられることができない女性は、
すべてさげまんだと断言していいです。
デキる社長は女性から学ぶことに人生の重きを置いています。
男同士で群がっていてもまったく生産性なんてないですが、
女性と10分話すだけでその何百倍のリターンがあります。
「それ、つまんない」
「こーしちゃえば?」
「これはイケるでしょ」
という何気ないひと言は、すべて的中します。
おっさん連中が一夜かけてお酒を飲みながらウンチクをたれるのとは
次元が違います。
男では何百年考えても思いつかない発想が
30秒以内に口から簡単に出てきます。
男同士でワイワイガヤガヤしていても、
結局は「どちらの力が上か」と見極めたり、
嫉妬し合っているだけですから、政治家のようになってしまいます。
政治家を笑ってはいけません。
政治家を笑っている人たちが、いざ自分が政治家になったら
もっと悲惨になるのは目に見えています。
だから、女性と食事したらご馳走しても十分、元が取れるのです。
更にいうと、男性同士でも支払った側は支払われた側よりも
相手から100倍吸収できます。
水の如く淡いつながりを持てる男性は、
お互いが1回ごとにおごりやっこしています。
前回はご馳走になったから、今回は自分、ということです。
それでいいのです。
今度は自分の番だっけ?相手だっけ?と迷ったらどうするか?
自分が率先して支払えばいいのです。
人生トータルで見たら、必ず±0になります。
運の強い人は、おごり上手、おごられ上手であり、
自腹の切り方が美しいのです。
...千田琢哉(2010年8月27日発行の次代創造館ブログより)
↓千田琢哉のコンテンツ↓
🔷千田琢哉レポート
文筆家・千田琢哉が書き下ろした言葉を毎月PDFファイルでお届けします。
🔷真夜中の雑談~千田琢哉に訊いてきました~
文筆家・千田琢哉があなたから頂いたお悩みに直接答える
音声ダウンロードサービスです。毎月1日と15日発売!
“毎月1回の飲み代を、毎月2回の勉強代に”
🔷千田琢哉公式チャンネル
「3分の囁き」千田琢哉の独り語りをYouTubeでお楽しみ下さい。