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【気づき】Vol.0998(2011年3月27日発行のブログより)

私の名前は高城 剛。


正確なタイトルは、

『私の名前は高城 剛。住所不定、職業不明。』だ。

青山リブロで⼀気に立ち読みしてからレジに向かった。

立ち読みし終わってから購入したのだ。

こんな本は珍しい。

ちょっとページをめくっていたら、
面白すぎてレジに向かう時間すらもったいなくなって、
そのまま⼀気に読み終えてしまった。

僕は1ワード響くメッセージが入っていたら、
それだけでその本を買うようにしている。

この本の1ワードはいきなりタイトルだった。

本文はQ&A方式になっているが、すべての回答に味があっていい。

すべての回答に1ワードが入っている。

いい回答はすべていい自己紹介なんだね。

「本は自分のために書く」
と言い切っているのは気持ちがいい。

まったくそのとおりだ。

くよくよするな!的な本を書いて支持される人というのは、
著者本人が他人の100倍くよくよする人だということだ。

そうでなければ、くよくよする人にお金を払わせるような、
魅力的なコンテンツが書けるはずがないからだ。

文章を断定する人は、傲慢な人ではない。

自分が本を読む際に断定してもらわないと、
迷ってしまうような繊細な心の持ち主だ。

自分が他人の100倍迷うからこそ、

読者に迷わせてはいけないという気持ちが強くなる。

素晴らしい本の共通点は、読者が現在進行形だということだ。

もう上がったお年寄り成功者の美談や説教ではなく、
まだ自分自身が発展途上もいいところで、
課題だらけという挑戦者の書いたものが面白い。

さすが、美女をゲットできる男はそれだけの魅力がある、
そう感じた。

仕事やプライベートで僕がハッとさせられるような天才肌の人には、
次の人が多かった。

1.将棋の達人

2.筑波大附駒場・私立武蔵・灘中学校出身者

3.東京育ちの日大芸術学部出身者(中退者多し!)

もちろんこれらに属していても、
からきしオーラが伝わってこない人もたくさんいた。

でも、左右両脳に啓けており、これは同じ土俵で闘ったら寿命が縮まるな、とドッと疲れを感じた人たちはかなりの確率で上記いずれかに
当てはまっていた。

本を読み終えてから、
ひょっとして・・・とザワッとし、プロフィールを確認した。

高城剛さんも東京葛飾柴⼜生まれの日大芸術学部出身だった。

ドッと疲れたはずだ(笑)。

追伸.

この本の構造、デザイン、紙質もまたすばらしい。

外面も内面の⼀部だと再認識させられた。

ありがとう。

追伸の追伸.

25⽇(金)に200冊以上の著書を出されている札幌大学教授の
鷲田⼩彌太(わしだ・こやた)先生から突然のメールをいただきました。

鷲⽥先生の専⾨は哲学。

確かに「鷲田⼩彌太」でググると、 7番目に僕のブログがヒットします。

最後に
「いつかお会いできるといいですね」と書かれていたのを読んだとき、
なぜだか懐かしい気分になりました。

こんな日がくるとイメージしていた通りになったからです。

 ...千田琢哉(2011年3月27日発行の次代創造館ブログより)

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