見出し画像

ポコ太が我が家にやって来た

2021年11月になってすぐのある日。
仕事中の私に妻からのLINEが入る。
「どうしても今すぐに欲しい犬がいるんだけど!」

長い介護の末にほんの数ヶ月前に同じ犬種のシーズーの「チョコ」ちゃんを見送ったばかりのタイミングである。
しかも老犬のトイプードルの「マロン」にもこれから手がかかるのは目に見えていた。
私の答えは当然「NO!」だった。

「まだ早いってば。ダメダメ!」
LINE電話に切り替えてハッキリ伝えた。

「もう息子とペットショップに居るんだけど。」

手遅れだった。
数日前から妻と息子と息子の彼女の3人で私を説得する為の作戦を練り上げていた事をその状況からすぐに悟った。

でも「YES」とは素直に言いたくない私は、
「好きにすれば! その代わりに今夜は独りで飲みに行くから。」
と、変な交換条件を提示して行きつけの店で楽しんでから帰宅したのでした。

12歳くらいの時の先住犬マロン♂

気持ちよく酔って帰ったらポコ太は元気よく走り回っていた。
我が家では通算6頭目のワンちゃん。
シーズーは4頭目である。
妻も息子も、その彼女ちゃんも皆んな笑顔だった。
そりゃそうだ!仔犬はみんな可愛い。
そんなの当たり前。
これからが大変なのじゃ‼️

マロン♂13歳とポコ太♂

ちょっと心配していた先住犬のマロンとの相性。
この前まで一緒に住んでいたシーズーのチョコとは仲があまり良くなかった。
しかもライバル視していたチョコが居なくなってから急激に年寄りっぽくなって運動量も激減していた。
そんな老犬マロンは仔犬をとても可愛く思ってくれたようで全く嫌がる素振りを見せずに好きなように遊ばせていた。

よく遊びよく寝るポコ太

最も心配していたトイレの躾は、先輩のマロンが教えてくれたおかげで一発で覚えてくれた。
やはり犬同士は理解が早いようだ。
ポコ太は今まで会ったシーズーの中では、かなり勘が良い方なのかもしれない。
あっさりとトイレを覚えてくれると、こんなに楽な仔犬は居ない。
特にあまり家に居ない私は可愛がるだけで済むのでとても楽である。

ケージや箱が大好きなポコ太

ハウスも教えなくても自ら入って寝てくれる。
こんな仔犬は初めて。

外の世界に興味津々のポコ太

仔犬はとにかく活発である。
老犬マロンを毎日のように追いかけ回し遊ぼうとせがむ。
ちゃんと歩けなくなっていた老犬が日に日に歩けるようになって来た。
その後の数ヶ月で時々小走りも出来るまでに回復しました。
やっぱり運動するって大事ですね!


妻の手編み服も自ら着たがるポコ太

冬の間、妻はポコ太の為に手編みの服を編みまくっていた。
どんどん成長するポコ太に合わせてガンガン編んでいた。
妻の得意な手芸の話しはまた別の機会にご紹介するとして、
ポコ太は洋服も大好きで、服を見せるとすぐに走って来て着せて欲しいとせがむので妻は張り切って編んでいた。

春にはだいぶ毛が伸びてきた

春が来る前に去勢手術をしてもらった。
私にはそれが正しい事なのか分からないし、ちょっと抵抗感が有ったが皆んなでよく話し合って決めた。
そもそも私には権限が無かったと言うのが正しい表現かもしれない😭

マロン14歳とポコ太

夏を前にいよいよ老いてきたマロンの毛を短くカットしてもらった。
成長と老いを同時に見つめながらの日々、ちょっぴり複雑な思いを家族と共に感じ、日常を大切にしたいと願った。

風呂上がりのポコ太

息子の彼女ちゃんは動物関係のお仕事をしていることもあり、何かとポコ太を外に連れ出してくれたりお風呂に入れてくれたりととても助かる存在です。
ポコ太はこの彼女ちゃんの事があからさまに一番大好きである。

犬に限らず動物の居る生活は手間もかかるが癒しが多い。
人間だけだと行き詰まる場面でも動物が居ることで乗り切れるなんて事も有りますよね。

この続きはまたの機会に。

長々とお付き合い頂きありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?