爆音で観ろ!!!「フォードVSフェラーリ」
このナレーションとともに、迫力のあるレースシーンから映画が始まる。
マット・デイモン出演、レース映画なんて自分の大好物すぎるので、観ない理由がない。
公開当時に映画館で鑑賞したけれど、映画館でみて大正解だと感じた。
現在はNetflixで視聴できるので、できるだけ大画面、爆音で視聴してほしい。
スマートフォンではこの映画の魅力を20%も発揮できないと思う。
まずはあらすじから。
この映画の見どころ
この映画の軸は2つあると思う。
①大迫力のレース
②権力と戦うお仕事バディもの
映画の題名は「フォードvsフェラーリ」だけれども、ふたを開けてみるとフォード内の「会議室組vs現場組」の構造になっている。
目的のためなら矛盾したこともできるシェルビーと、曲がったことが許せないマイルズのデコボココンビ。
それでも二人のゴールは一緒で、はやいクルマでレースに勝つこと。
一方フォード側はクルマを売るためにレースに出るが目的であるため、バチバチに揉める。
最終的な決着はどうなるのか、ぜひ観て確かめて。
最高な脇役
シェルビーが完成した車にヘンリーフォード2世を乗せ、かっ飛ばしたシーン。
この映画ではいわゆる主人公たちの敵対役として出てくるが、そんな彼にも人間味があるのが憎い。
映画が楽しく見れる雑学
①
1966年のル・マン24時間レースを再現するために、撮影用のサーキットを作り、当時のレーシングカーのレプリカを作って実際に走らせる徹底ぶり。
撮影監督と製作チームは「時代性を忠実に再現する」ことにかなり注力したらしい。
実際、新しいものを古く見せることは難しい。
デジタルなものとは違い、「いろんな人が使ってきた」という説得力が必要になる。
この映画ではCGを極力使わずに、レーシングカーを追っかけて撮影したり、当時のものを用意したりと、製作チームのこだわりが垣間見えるので、注目してほしい。
②フォードの名車 「GT40 MK2」
1960年代の当時、営業不振に陥り、「ダサい大衆車」から「センスのいい車」へとブランドイメージを変えていきたいフォードにとって、ル・マン24時間レースは絶好のチャンスだった。
ル・マン優勝=信頼性だからだ。
速いクルマ、かつ24時間走り続けられるマシンにするには並大抵のことではない。
映画に登場する「GT40 MK2」は当時ドライバーとして注目を浴びていたマイルズと、病気のため現役を引退したシェルビーが開発から携わったマシン。
なぜ40なのかというと、車高が40インチだったかららしい。
意外と単純。
プロジェクターと高音質スピーカーが欲しいけど・・・
話はそれるけれども、
この記事を書きたくてNetflixで見返して、出不精の自分は「部屋に映画館ほしいな~」って500回ぐらい思った。
でもやっぱり「映画館で見る」っていう体験は、それだけでも価値があることなんだろう。
途中で再生を止めれたり、早送りできたり。
便利が故に、魅力がそがれる部分も往々にしてあるよなーと改めて実感した。
「タイムパフォーマンスが~」というけれど、一国の大統領じゃあるまいし、てめえの2時間に大した価値はない。
くそつまんなかった!!!!!も映画体験の一部だし、人生豊かになる気がします。
この映画は面白いけどね!!!!!!
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