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爆音で観ろ!!!「フォードVSフェラーリ」

シェルビー
「回転数7.000の世界。そこでは全てが消える。」

このナレーションとともに、迫力のあるレースシーンから映画が始まる。
マット・デイモン出演、レース映画なんて自分の大好物すぎるので、観ない理由がない。
公開当時に映画館で鑑賞したけれど、映画館でみて大正解だと感じた。

現在はNetflixで視聴できるので、できるだけ大画面、爆音で視聴してほしい。
スマートフォンではこの映画の魅力を20%も発揮できないと思う。

まずはあらすじから。

ル・マンでの勝利という、フォード・モーター社の使命を受けたカー・エンジニアのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)。
常勝チームのフェラーリに勝つためには、フェラーリを超える新しい車の開発、優秀なドライバーが必要だった。
彼は、破天荒なイギリス人レーサー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)に目をつける。限られた資金・時間の中、シェルビーとマイルズは、力を合わせて立ちはだかる数々の乗り越え、いよいよ1966年のル・マン24時間耐久レースで長年絶対王者として君臨しているエンツォ・フェラーリ率いるフェラーリ社に挑戦することになる。

Filmarks


この映画の見どころ

この映画の軸は2つあると思う。
①大迫力のレース
②権力と戦うお仕事バディもの

映画の題名は「フォードvsフェラーリ」だけれども、ふたを開けてみるとフォード内の「会議室組vs現場組」の構造になっている。

目的のためなら矛盾したこともできるシェルビーと、曲がったことが許せないマイルズのデコボココンビ。
それでも二人のゴールは一緒で、はやいクルマでレースに勝つこと。

一方フォード側はクルマを売るためにレースに出るが目的であるため、バチバチに揉める。
最終的な決着はどうなるのか、ぜひ観て確かめて。


最高な脇役

ヘンリーフォード2世
「知らなかった。
父さんに・・・見せてあげたかった。
乗せてあげたかった。」

シェルビーが完成した車にヘンリーフォード2世を乗せ、かっ飛ばしたシーン。

この映画ではいわゆる主人公たちの敵対役として出てくるが、そんな彼にも人間味があるのが憎い。

映画が楽しく見れる雑学


1966年のル・マン24時間レースを再現するために、撮影用のサーキットを作り、当時のレーシングカーのレプリカを作って実際に走らせる徹底ぶり。
撮影監督と製作チームは「時代性を忠実に再現する」ことにかなり注力したらしい。

実際、新しいものを古く見せることは難しい。
デジタルなものとは違い、「いろんな人が使ってきた」という説得力が必要になる。

この映画ではCGを極力使わずに、レーシングカーを追っかけて撮影したり、当時のものを用意したりと、製作チームのこだわりが垣間見えるので、注目してほしい。

②フォードの名車 「GT40 MK2」

引用 ウィキペディア


リー・アイアコッカ(フォード役員)
「ジェームズ・ボンドはフォードの車には乗りません」


1960年代の当時、営業不振に陥り、「ダサい大衆車」から「センスのいい車」へとブランドイメージを変えていきたいフォードにとって、ル・マン24時間レースは絶好のチャンスだった。

ル・マン優勝=信頼性だからだ。

速いクルマ、かつ24時間走り続けられるマシンにするには並大抵のことではない。

映画に登場する「GT40 MK2」は当時ドライバーとして注目を浴びていたマイルズと、病気のため現役を引退したシェルビーが開発から携わったマシン。

なぜ40なのかというと、車高が40インチだったかららしい。
意外と単純。


プロジェクターと高音質スピーカーが欲しいけど・・・

話はそれるけれども、

この記事を書きたくてNetflixで見返して、出不精の自分は「部屋に映画館ほしいな~」って500回ぐらい思った。

でもやっぱり「映画館で見る」っていう体験は、それだけでも価値があることなんだろう。

途中で再生を止めれたり、早送りできたり。

便利が故に、魅力がそがれる部分も往々にしてあるよなーと改めて実感した。

「タイムパフォーマンスが~」というけれど、一国の大統領じゃあるまいし、てめえの2時間に大した価値はない。

くそつまんなかった!!!!!も映画体験の一部だし、人生豊かになる気がします。

この映画は面白いけどね!!!!!!









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