ドイツプラネタリウム訪問記: ドイツ博物館編vol.2
こんにちは!ドイツ博物館編、vol.2お待たせいたしました🙏
まだまだ続きます!
vol.1はこちら↓
今日は特別展の中でも特に、展示にフォーカスして紹介します。
プラネタリウム100周年記念特別展
特別展には明確な入り口はありませんでしたが、講演会場の座席になっている階段を降りていったところが特別展です。
この写真の目線からまっすぐ下に降りていって、
ステージ向かって右(上手側(舞台用語すみません))へ直進すると展示&プラネタリウム出口、
ステージの前を横切って、向かって左側(下手側)に行くとプラネタリウム入り口です。
年表
最初の展示は、プラネタリウムにまつわる年表です。
太陽の光の加減で見えづらくて本当に申し訳ないです。
ドイツ博物館の歴史と、世界のプラネタリウムの歴史を紹介する展示ですね。
このように、ドイツ博物館ではほぼ全ての展示解説がドイツ語と英語の併記となっております。すばらしい。
ドイツ博物館の年表(左側の列)は特に本場の歴史解説ですからね、必見です👀
さらに、世界のプラネタリウム年表(右側の列)ではよーく見ると日本に関する表記もいくつか見つけられます。
この年表だけで美味しいお酒が飲めますね。笑
近代プラネタリウムのルーツ
現在はプラネタリウムといえば、ドームの中で星を映す機械やその施設そのものを指しますが、昔はそうではありませんでした。
「planetarium」という言葉は惑星を意味する「planet」と、「arium」という場所を位置する単語から名付けられました。
現在よく見聞きするプラネタリウム(以下: 近代プラネタリウム)は100年前にドイツで生まれました。それをCarl Zeiss社(ドイツ)に発注したのが、まさにこのドイツ博物館でした。
ドイツ博物館でも、恒星を空に映しだす、いわゆる「天動説型」のプラネタリウム(近代プラネタリウム)と、
惑星の動きを見る「地動説型」のプラネタリウム(オーラリー/惑星運行儀)の両方が制作されました。
その歴史を物語るように、「近代プラネタリウムのルーツ」とも言えるような、さまざまな天球儀と惑星運行儀、アストロラーべなどの展示物がありました。
そして、こちらは天球儀と惑星運航儀を組み合わせた大きな模型です。
同じようなものが2つ置いてありました。
これ、中をよく見てみると、天動説で作られたものと、地動説で作られたものなのです。
順路に沿って、天動説→アストロラーべや天球儀、オーラリーの展示→地動説、という置き方だったので、
歴史を辿るような気持ちで展示を楽しむことができました。
地動説プラネタリウム
続いて見えてきたのは…
!!!!!
地動説プラネタリウムの一部です🥹
戦火により焼けてしまったそうですが、なんとか生き延びた部品なのですね。
残念ながらかなり痛んでおりますが、非常に歴史的価値の高い展示物です。
本物を見られて、本当に嬉しかったです。胸がドキドキしました。…恋かな。
地動説プラネタリウム(コペルニクスプラネタリウム)のほうが天動説プラネタリウム(プトレマイオスプラネタリウム)よりも大きいことが分かる、当時の資料です。
これ、未だに信じられないです。😅
なんとなく、感覚的に地動説プラネのほうが小さそうな気がしてしまいます…。
そして近代プラネタリウムへ
地動説プラネタリウムのお隣は、Zeiss Model Iの設計者によるノートの1ページ。
そして、近代プラネタリウムの部品が展示されていました。
歴代のプラネタリウム
さて。ついにこのコーナーに来てしまいました。まさに、ここの写真を見て、わたしはこの特別展に「絶対に行きたい!」と思ったのでした。
1つ1つの投影機について語りたいところですが、すでに記事が長すぎるので簡単な紹介に留めます。😅
他にも色々…
他にはこんな展示がありました。写真で紹介していきますね。
展示はこれにて終了です。(載せ忘れがないか、不安ですが😅)
見応えしかない特別展で、写真の厳選にも本当に時間がかかりました。
この特別展の目玉とも言える
【プラネタリウムドーム内での投影】については、次回の記事でレポートいたします!
とっても長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう😊
―
この記事はドイツ博物館にご協力いただき、掲載しています。
この場をお借りして深く御礼申し上げます。
ドイツ博物館 公式サイト(ドイツ語)↓
有料おまけ1〜360度カメラ〜
公開がかなり遅くなってしまいましたので、お詫びというかなんというか…できるだけ色々載せてみます。
少しでも展示室の雰囲気を感じていただけますと幸いです🙇♀️
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