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今、想うこと

アリスのリーダー、谷村新司さん(以後チンペイさん)が旅立ってから、2週間経つわけですが、私たちファンが知ったのは先週の16日なので、まだ気持ちも落ち着かず、追悼番組やラジオの追悼特集を見聞きしては、号泣の日々で……。

ずーっと泣いています。
こんなに涙って出てくるものだと。

涙が枯れることは、私にはないみたいです。

それでも、少しずつ、前を向いて歩み出しました。

昨年の11月17日に有明アリーナで行われた、アリス50周年記念ライブ。

先週の「ヤングタウン」内で、キンちゃん(矢沢透さん)が、「有明アリーナの時も様子がおかしかった。いつもなら、挨拶しながら入って来るけど、その時は違った。何も言わず、すーっと入って来て、リハをやるみたいな。」と話されていて、私の勝手な想像に過ぎないのですが、もしかしたら、チンペイさんは、もう体調も良くないことも分かっていて、何かを感じていたのかもしれないと思ってしまって……。

有明アリーナライブのチンペイさんを見ると、普通に歌えていたけど、MCを思い出すと、べーやん(堀内孝雄さん)やキンちゃんとの出会いから、思い出話が多かったような気もして、どこか、悟りまではいかなくても、何となくそんな気がしてならないのです。
雰囲気も、覇気がない感じがしていました。

とても痩せられて、何だか不安になっていたのも事実です。

「BEGINNING」という新曲を出して、有明アリーナでも歌っていましたが、何か、逆に希望を持たないといけない曲なのに、「これが最後の曲になったらどうしよう……」と、不安になることもありました。

カラオケに行って、本人映像を見ながら、「チンペイさん、戻って来て!!」と思っていました。

8月18日、キンちゃんのお店に行く新幹線の中で、「あぁ、チンペイさん大丈夫かなぁ。」と感じて、勝手に退院していると思っていたら、キンちゃんから、「まだチンペイさん入院しているから、アリスのコンサートもまだやれるか、分からないの。」と聞き、驚きを隠せませんでした。

それを聞いてから、私は覚悟をするようになりましたが、それでも、チンペイさんは戻って来るだろうと。

でも、24時間テレビで、チンペイさんのメッセージだけが読まれた時、余計覚悟をしてしまいました。

大体、24時間テレビって、有名人の方がご病気されると、リハビリの様子など流すじゃないですか。

それがなかった。

だから、余計不安になり、泣いていました。

覚悟はしてても、16日に目に入って来た速報の通知は、本当に辛かった……。

出先だったため、泣くことも出来ず、周りにいた親戚と話をしていたのですが、私は声が震えていました。

何度も夢であってほしいと、もっともっともっとアリスを見たいと、思いました。

でも、これは現実でした。

べーやんの涙を拭く姿見たくなかった。
キンちゃんの「二人になっちゃったね……」という言葉、聞きたくなかった。

でも、全部が現実でした。

いちばん、悔しいのはチンペイさんだと思うし、でも、いちばん辛い思いをしたのもチンペイさんなんだと。

これから先、べーやんとキンちゃんで、アリスをやっていってほしい、心から願います。

そして私は、べーやん、キンちゃんをこれからも支えていきます。

チンペイさん、ご病気から解放されて、みなさんのところへ飛び回っていると思います。

どうか、見守っていてください。

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