こんにちは。せぼねです。
ツイッター(X)で絵描きさん・字書きさんを対象に募集した『もらって嬉しかった感想』について、たくさんご意見をいただけたので共有いたします!
ご自身が推し作家さんに感想を送るときの参考にされてみてはいかがでしょうか。
(1)なんでも嬉しい!
大多数の意見がこちらでした!
こういうお声をいただけると、感想を送るときのハードル下がるのでありがたいですね!
(2)読み手のリアクション
感想を送る側からしてみれば、「はー好き……」とか「めっちゃ良かった!!!」みたいな脳みそ直結の感想をわざわざお届けするのもな…と尻込みしてしまいがち。
それだけでもきっと喜んでいただけますが、切ないときは切ない、萌えたときは萌えた、元気になったときは元気になった、というリアクションを付け加えてお届けできれば、より気持ちの伝わる感想になるかと思います!
(私が普段送るのは「ギャ〜〜〜!!」というただの悲鳴ですが……笑)
(3)具体的なポイント
最後の方のコメントにもありますが、具体的にどこが好きかについてお伝えすると「好き」の一言にさらに説得力が生まれ、作者さんのモチベーションにも繋がるのかなと思います。
「好き」を具体的に書く方法については、別の記事でご紹介しているので参考にしてみてください。
(4)頑張った箇所を見てもらう喜び
意識して書いた/描いた部分を見てもらうのはやっぱり嬉しいことのようです。
(3)の具体的な感想にも繋がりますが、作者さんが作品にこめた情熱、伝わりました!と思いきってお伝えすると喜んでいただけるかもしれません。
(5)字書きさんから多かった声
字書きさんにとって、文字でしか描けないものをどう読者の目に見えるように表現するか、というのは永遠の悩みかもしれません。
読み手にとっても作品の世界に浸る時間はとても楽しく心地よい読書体験だと思います。
オシャレな言葉で形容できなくても、作品に没頭したということをお伝えできれば、作者さんにとっては刺激的な感想になるのではないでしょうか。
(6)他にはこんな方も
私はひとが褒められているのを見ると「フフフ…」と嬉しくなっちゃうタイプなので、たくさんのご意見を拝見できて楽しかったです。
これはこれは思わぬ意見が……と思いましたが、たしかに絵描きさんも字書きさんもそういうシーンを書くときは普段とは違う労力が必要。頑張りに対して反応があると「書いて/描いてよかった」に繋がるのかもしれません。
これは嬉しかったでしょうね!
ファンアートを贈る側の注意としましては、作者さんに直接送る、あるいは掲載許可をもらってから載せる(クレジットは要表記)など、相手の作品を尊重する姿勢を忘れないこと。これを怠ると二次創作であっても著作権侵害にあたるので気をつけてください。
厳密には他の方のアイディア(ネタ)をお借りする場合であっても事前の相談や掲載時のクレジット表記(ネタ元を明らかにすること)があったほうが望ましいですが、ここでは話が逸れてしまうので割愛します。
文章の読みやすさについて触れる際は、単に「読みやすい」とだけ書くよりも、上記の例のように「すらすら読めた」「文章が読みやすくて夢中で最後まで読んでしまった」といった書き方を心がけたほうがポジティブなニュアンスとして受け取られやすいと思います。
また、表紙のデザインや装丁にこだわった作品の場合は、デザイン性にも注目して感想を書いてみると喜んでいただけるかもしれませんね。
(7)感想は数年越しでも嬉しい
特に同人誌の場合、発行日から日が経つほどに「今更感想を送っても…」と思ってしまうかもしれません。
ですが感想は何年後にもらっても嬉しいもの!
奥付に感想ツールや連絡先の記載があるならチャンスです。今更と思わず思いきって送るのが両者にとってハッピーですね!
(最後に)絵描きさんからのメッセージ
同人誌では「小説より漫画のほうが手に取ってもらいやすい」という定説がありますが、漫画やイラストに対して感想を書くのは意外と難しいと思われがちなのかもしれませんね。
特に絵を描いたことがない方は「『絵が上手い』だけじゃ失礼になるんじゃないかな?」「可愛いやかっこいいはわかるけど、技術的なことは分からない…」と思って感想を送れずに本を閉じてしまうのかもしれません。
「美術館で絵を見るのは好きだけど、その感想を言葉にしろと言われたら困る」
ですが「どの絵が好きだった」なら気軽に言えるのではないでしょうか。
さらに
「この絵のこういうところが好きだった」
「この絵は私にとって特別な絵だった」
「同じような絵をもっと見たい!」
という感想なら、絵のことがわからなくても言えますよね。
そうやって少しずつ感想に対するハードルを下げていって、好きと思ったものに好きと言える柔らかな心を育てていっていただけたらと思います。
感想というのは決して気負って書くものではなく、また義務感で書くものでもありません。
美術館の物販コーナーで「どのポストカードも素敵だな〜」とワクワクしながら選ぶときのような気持ちで感想を書いてほしい、と私はいつも思っています。
最後までお読みくださりありがとうございます。
また『もらって嬉しかった感想』を送ってくださった皆様、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
この記事をきっかけに、少しでも「感想を書いてみようかな」という気持ちになってくださったら嬉しい限りです。
また、字書きさん/絵描きさんが「私はこんな感想が嬉しいです」と発信するときにも、この記事がお役に立てればと思います。
その際は、送り先として「匿名ツールがいい」「リプライに書いてほしい」「引用RPがいい」など明記いただくと送る側は大変助かります。
「好き」の一言じゃ足りない!もっと感想を書けるようになりたい!
という方は、こちらの記事も参考にしていただければ幸いです。