見出し画像

逃げてもいいんだよ

女の敵は女っていうけど
そんなこと気にせず仲良く暮らしたいじゃん。


人間関係に悔やんだ過去


私は過去にいじめを受けました。

中学生の時でした。
当時は辛くて辛くて、母親に
「死にたい」
と言ってしまい、
涙目にさせてしまったことを
今でも悔やんでいます。

「相手の機嫌が悪いのは、
 わたしが悪いんだ」

「よかった、
 今日は無視されない」

あんな小さな世界で
そんなことを必死に考えていた私へ。

大丈夫、この世は「向天唾吐」だよ。
と、強く抱きしめたい。


大人になったら笑い話って何?って話


その時が辛えのよ


当時は辛くてどうしようもなくて、
何度も学校を休んでいました。

部活は吹奏楽部で、
いじめっ子は同じパートだし
極め付けに同じクラス。

クラスメイトは見て見ぬふり。

先生は私を強気にさせようとするけど、
あの子がもっと不機嫌になって
収集がつかなくなったら責任取れるの?

なんて毎日不安が付き纏っていました。

ある日、学校を休んでいる私に対して
兄は
「大人になったら笑い話になるよ」
と言いました。

彼にとっては慰めの言葉だったのでしょう。
しかし、私には何の効果もありませんでした。

気づいたら私は机を思いっきり叩いて、
「そんなのわかってるよ!
 でも、"今"が辛いんじゃん!!」
と感情的になっていたのです。

過去の未来は現在で、未来の現在は過去。
そんなのわかってるよ。
でも、この辛さに耐えなきゃいけない時間を
その考えだけで乗り切らなきゃいけないの?

気づいたら
兄は困惑の表情をしていました。

私は兄に、共感を求めてはいけないと
その時に学びました。

その後冷静になった私は
兄に怒鳴ってしまったことを謝りました。

優しい兄ですから、気にしてない様子で
私のことを抱きしめてくれました。

こうして優しい家族だから、
私は他人から人間関係の術を学んだのだと思います。


小物ほど大きく見せたがるってワケ


そんなに自己紹介しなくてもいいよ
君が小さい人間だということはよくわかったから


弱いものほどよく吠えるとはよく言ったもので。
今ではそれがよく分かります。

いじめっ子(以降、A子とします)は
各地に友人がいるらしく、
小学生時代からみんなでいじめをしてきたと
クソみたいな武勇伝を語ってきました。

後に
「各地の友人を学校に呼ぼうかな〜?」
なんて言って、私を慄かせました。
きっと私の反応が面白かったんだと思います。

A子は私の髪を引っ張り、私が痛い痛いと言うと
彼女は反応が面白かったようで
アハアハ笑いました。

ある日、A子の各地にいる友人と
「近くにいる友達を一週間無視したら
 どんな反応をするか」
という実験を企てたらしく、
もちろん標的は私になります。

いままでも散々無視されてきたけど、
二週間くらい無視されて心もズタボロでした。

無視だけ?
って思いますか?
同じ部活、同じパートで無視って
結構キツいんです。

二週間後のある日の朝、
階段でばったり楽しそうに笑うA子と会いました。
挨拶をしようとした矢先、

「あ!あのね、ワタシあんたで
 近くにいる友達を一週間無視したら
 どんな反応をするかっていう実験してたの!
 途中で早退とかするからwww
 観察できないじゃんwww」

と、ここで初めてネタバラシ。

全く悪びれず、
早退したことが自分のせいだと思っていない。

単純に人として怖かったし、怒りさえ覚えました。

人のふり見て我がふり直せ。

私は絶対にこんな人間にならないと
改めて強く感じました。


強くなる時は怖さを伴う


勇気が出ないのは
想像の恐怖に怯えるから


ついに魔の手は後輩にまで広がりました。

私だけならまだしも、
可愛い後輩にまで手を出されては
たまったもんじゃありません。

いじめをずっと見てきた後輩は
先輩のやることだからと
私を助けようにも助けられない立場でした。

ある日、普段泣かない後輩が
お母様の前で泣きだしたのだそう。

お母様が何があったのかと聞くと、
「セナ先輩が可哀想」
と言っていたそうです。

その子は本当に良い子で、
私が図書委員長になった時に
セナ先輩がいるからと図書委員になってくれたほど
慕ってくれていた後輩です。

その子や、他の可愛い後輩に手を出したA子を
悪魔だと思いました。

同時に、
私じゃなくてもいいんじゃないか!
標的は誰でも良かったのか!!
と強い心の叫びを感じました。

その後、今までの恐怖が無かったかのように
渋ってきた話し合いを決行しました。

私の母親を筆頭に、
同じパートのお母様方の協力もあり
A子はどんどんと追い詰められて行きました。

ある日の朝、A子と水場でばったり会いました。
気まずくても挨拶くらいしてやろうと思い、
「おはよう!」
と満面の笑顔で言いました。

するとA子は、
「おはようございます…」
と、弱々しく返してきたのです。

まるで私は悲劇のヒロインだと
言いたげな態度でした。

それを見て、
「あ、そんなもんなんだ」
と思い
A子の背中を笑顔で見送っていました。

その後、A子は幽霊部員になって
部活に来なくなりました。

話し合ったらもっと関係が悪くなる。
そんな想像に縛られていた私へ。
割と相手は弱かったりして。


行いを限界まで天秤にかけて

自分を正当化しようとする前に
自分は相手にモノを言える立場か考えよう

以降、私はよく自省します。

無条件に私が悪いと思わないために。
無条件に私が正しいと思わないために。

車がみんな違う方向を向いて出発したら
必ず衝突するのと同じように
人間が100人いれば、100通りの考えがあって
衝突なんて当たり前に起こり得ます。

その衝突が起こった時、
あなたは相手に反論できるほど
善行をしていますか?

周りに

「あなたを嫌うなんて、
 あの子がおかしいんじゃない?」

と言ってもらえるほどの善良さを
持っていますか?

私はいつも、

「私を嫌えば嫌うほど
 あなたが周りに嫌われる」

「私が善人であればあるほど
 あなたが悪人になる」

という戦法をとってきました。

戦法と言っていいのかわかりませんが、
この方法が今の所一番いいのではないかと思います。

自分が少しでもモヤ、としたら
誰かにすぐ愚痴を溢す前に
「私もこういうところがかったのかも」
と行動を振り返りましょう。

少しでも違和感を感じた時は、

  • 自分が無意識にそれを行ってしまっている

  • 自分とあまりにも考えがかけ離れている

の二択だと考えています。

極限まで自分の行いと相手の行いを
天秤にかけましょう。

それでもあなたが白だったら、
その時点であなたは
「なにを不満に思ったのか」を
はっきり言えるようになっていることでしょう。


最後に

ここまでご覧いただき誠にありがとうございました。

長文の閲覧に目がお疲れではありませんか?

ゆっくりと10秒ほど目を閉じて、
リラックスしてくださいね。

あなたが人間が一番怖いと思った瞬間を
ぜひ、コメントに書いてみてください📝

それでは、またお会いしましょう🪴

セナより

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?