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やらかしと宇土イチ

 急に秋めいてきて「夏らしいこと全然やってない……」という気持ちが湧き上がってきています。多分7月も8月も3連休が家にほとんどいたからなので、気持ちの問題です。

 そんなわけで8/29に宇土半島一周、通称・宇土イチ(と言うらしいです)に行ってきました。坂を走るなら阿蘇や金峰山、平坦なら宇土方面、な感覚だそうです。南の方面は大昔にイオンモール熊本までしか走ったことがなかったので新鮮でした。

 個人的には登坂は苦手で、どちらかといえば平坦の方が走れるタイプの人間です。
 ……とはいえ永遠の初心者を名乗る人間なので、本当に平坦でもナメクジみたいな速さでしか走れませんが。
 
 登りは途中に少しあるくらいで、本当に平坦メインの道、かつ舗装も良く車通りの少ない農道を道中は走りました。

 これは三角港にある三角ピラミッドです。名前は聞いたことあったけど、初めて現物を見ました。

 ……そう、タイトルにもある「やらかし」その1はここでやってしまいました。
 ちょうど位置づけとしては折り返し地点、という感じでした。
 ペダルから足を下ろし、両足を地面につけたあとにそれは突如として襲いました。
(あ、やばい……)
 そう思ったときには口いっぱいに溢れてきました。慌てて側溝を探してそのままやってしまいました。お祭り男ならキラキラエフェクトがかけられていたことでしょう。心の中で「アカーン!」と思わず叫んでしまいました。
 元々胃腸はめっぽう弱く、過去に走っていてやらかしたことは何度かありました。でも人前でオロロ……としたことは記憶ではなかった気がします。やっちまった。
 案の定、同行していた方からは心配されまくりました。本当に申し訳なかったです。この場を借りて改めてお詫び申し上げます。

 気を取り直してランチは天草1号橋の下にある「海の隠れ家」さんでウニ丼をいただきました。
 お冷と一緒に冷えたタオルと塩分タブレットも出してくれた優良店でした。一人だけずっとタオルを首に巻いて体温を下げていました。もちろん、ウニ丼もとても美味しかったです。

 帰りは、春先になると幻想的な砂地が見えるという御輿来海岸や、紫陽花の名所・住吉自然公園を通り、宇土半島から市内へとリターンしました。シーズンになればそこら辺も見に行きたいです。

 そしてやらかしその2。緑川沿いを市内へと北上中のことでした。

 赤信号で、車が複数台信号待ち中。「行けるかな」と慢心していた私は、左は田んぼの用水路、右は信号待ちの車の間を縫って、できるだけ前に行こうとしていました。だけど長距離をビンディングペダルで走るのは2回目。甘くはなかった。

 減速しまくってバランスがうまく取れないままハンドルを切り損ねてそのまま用水路にバシャーン! と左半身から豪快に倒れ込んでしまいました。
 
 近くのコンビニに立ち寄って、グローブを絞ったりフレームの水を抜いたりすることに。
 痣はできたものの、目立つケガがなかったのは水がクッション代わりになってくれたおかげかと思われます。

 残暑の日差しと気温のおかげで服は割とすぐに乾いたものの、ぶつけたらしい左のブラケットがおかしくなってフロントがアウターにハマったまま落とせない、という不具合が出てしまいました。そのまま自転車屋さんに直行して修理してもらい、この不具合は解消されました。
 あとスマホも水没したせいで、Wi-Fiがないとネットワークに接続できなくなり、翌日には画面が急にブラックアウトする不調に見舞われました。水没して1日はWi-Fi下で正常に使えたため、バックアップデータをどうにか取ることができたのがせめてもの救いでした。
 今は交換サービスで新品同様の同機種になっています。なぜか生体認証の感度が前のより格段に良い。なお各種アカウントは引き継げたものの、何故かストラバだけがどうしても引き継げずにアカウントを作り直す羽目になりました。

 立ちゴケに関する後日談はまたの機会に書きたいです。
 とにかく、このとき「早めにペダルから足を外すこと」と「スマホは防水ケースに入れてて走ること」を学びました。後者は早々には起こらないとは思うけど、念の為。

 走行距離133kmにも及ぶライドは、どうにか生きて帰宅して終えました。ちなみに3桁km走るのは3年ぶりくらい(過去に記事を書いた回以来)でした。そのときに比べたら多少はマシな走りができたと思っています。

 人と走るのはモチベーション上がって楽しいけれど、やらかして迷惑かけないようにしたいものですね。
 

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セナ
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