[書評]アカデミアを離れてみたら--博士、道なき道を行く
本書は博士号を取得した後、大学の学術界を離れた方々が今何を感じ、どう生きているのか、その21人の人生の道のりを共有させていただく書である。
本書に登場する人物は例えば、
・ポスドク生活11年を経た後、38歳という若くはない年齢で民間企業に転職をした方
・大阪大学の准教授という恵まれた地位を離れて、アメリカの大手半導体製造装置会社に転職をし方
・東京大学大学院で博士号を取得後、食品会社で商品開発職を経て、現在は日本の最果て・対馬で島おこしに携わっている方
が挙げられ、他にも官