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ずっとの思いに向けて。

AAT/AAE(動物介在療法/教育)を初めて知ったのは10年以上前、初めてAAEを受けたのは15年前、動物に関わって生きていくと思って20数年。

そうして今。馬と仕事をしながら 思いが現実味を帯びて来て。ふわっとずっと考えていた。

心が向くほうへ目を向ける作業

動物に関わりたいのか 動物を通して何かと関わりたいのか、それを迷っているような、それでいて私は決めているような気がしていた。迷っている理由は、向いてるけど好きとは言いたくない とかそういう微妙な感情。

その迷いを少し置いて。

子供の頃から読書が好きだった。覚えている絵本は犬のお話、読んでいた児童書は動物と人が関わる話、映画を観る時も…  と思い出し、そうか。と思った。

私は動物と関わることで 人が見える景色を読むのが好きで、その変化を見るのが好きだったのだなと思った。
今の仕事もそういえば。乗馬レッスンでお客様の嬉しい瞬間、怖がっていた子供が やりたい と言った時、指導したスタッフが仕事を覚えて自信を持った時、そういうのが、それを近くで一緒に見れる事が とても嬉しくて。

インストラクターをしてる今は、私自身の乗馬レベルを上げる必要があって、でも私は本当はそういうことじゃなくて、趣味としては上手くなりたいけど 仕事や目標としては違うくて⋯

言葉にするのは難しいけれど、 私が上手くなるだけでは、私は何も良くないなと思った。そうして考えて大切な事を掴んだ気がした。

モチベートはそこに

動物は可愛くて沢山のことを教えてくれる。だけど私は一緒に居ることだけでは満たされない。良くも悪くも貪欲に。

一昨年もそんなことがあった。
何にモチベートされるかと聞いてもらった大切な時間。

上の文章は長いので纏めてふわっと表現すると、

仕事をしていて人の心が動いた時。誰かが小枝を1つ乗り越える瞬間。心に花が咲くような心地がしたこと。 それが生きがいになるほどの。

もしも私が、(将来、馬を飼いたいとか 乗馬上手くなりたいとか そういうのだったら良かったのにな。私が私で何とか出来そうな そういうのだったら良かったのにな。人と関わることをなんて、そんな。) 

そんな。と、ため息を吐きながら嬉しくて。ずっと色を変えながら描いていたことを改めて考えた。その途方もない心地。一生かけても満たされない道のり。

AAT/AAE(動物介在療法/教育) を目標に据えて行く。知識も経験も下積みと信じて今を。私は私の強みを。

強みを改めて

以前通っていた就労移行支援で、卒業生講話をすることになった。打ち合わせに行った時、久しぶりに当時のケースワーカーさんと話をした。

「福祉サービス 全部終わらせたい、福祉サービス無しでやってみたい」と話したことを思い出した。

それでやっていける気がしていた訳じゃない。100%前向きで不安は無かったとか、そんな訳もなく、ただ思考と行動と行動を。そうして2年が経って今がある。苦しくても辛くはなくて逃げ出したくない今がある。

私の強みを改めて教えてもらうことは、心が浮かぶような そんな心地だった。もう少し、まだもっと、挑戦をしていこうと思った。
Sena.


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