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クリープハイプとわたし
わたしとクリープハイプ。
noteなんて投稿するつもりはなかったのだけど、
クリープハイプのトリビュートアルバムを聴いたら無性に感情を書き殴りたくなってしまった、
ので書きます。ただの自己満ですね
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クリープハイプ。ただのおじさん4人組のバンド。わたしがとても好きなバンド。
昔の尖っていたふざけた歌が良かったとか言っちゃうタイプだから最近は一般ウケしそうな曲が多くてすこしさみしいけど、でもいつまでも変わらず脳内丸出しにして詞にしてくる世界観がまじ世界観で好きです。人が理解出来ない曲聴いちゃう俺~~~(1番とんがってる、やなマウント)
そういえば昔、当時の彼氏とドライブ中にクリープかけてたら「それ嫌い。変えて」ってはっきり言われたなぁ〜。ハハッ
可哀想だからもう少し我慢して聴いてくれても良かったじゃんね。全然可哀想なんかじゃないし、そんな人がハマってくれなくて良かったけど。
彼らのこと、いつから好きだったかなんて覚えてない。何がきっかけで聴きだしたのかなんてもっと覚えてない。
ただ、やっぱり始まりは歌詞だったのかな。世界観が書くことばが好きすぎて、そこから好きになった気もする。でもやっぱり覚えてない。
だけど間違いなく十九、二十の頃にはずっと彼らの音楽がそばにあったし、二十九、三十を迎えた今でも変わらずに聴いている。三十九、四十でも変わらずに聴いていたいと思うけど、七十九、八十とかになったらさすがに無理があるのか?80になって「セッ○スしよう」とか言ってるおばあちゃん、まじいかつくね?
さて、そんな愛しのクリープハイプさんたちが、2024年8月28日にトリビュートアルバムを出しました。発売前のねえ~参加アーティストさんたちからのコメント読んだだけで泣けていたわけです。実際に聴いたらあら大変。本当に感情が忙しかった。以下個人の感想です(長くなるので特に好きな曲だけ)
1.「栞」/ SEKAI NO OWARI
もうこれはね、なんかすごく良かった。「栞」ってなんかライブとかでも最後のほうの曲のイメージだけど、この「栞」はトップバッターがものすごく似合う。
深瀬さんのコメント読んで、「プライドを持ってpopsにする」っていうのが最初はよく分かんなかったんだけど、いざ聴いてみたらちゃんとクリープの曲だしちゃんとセカオワの曲だなと思って、プライドってこういうことなのかと。
「プライドを持ってpopsにする」って尾崎くんに言ったら「プライドを持ってpopsって良い言葉だなぁ」と言ってもらえたから真っ直ぐSEKAI NO OWARIができたと思う。
完成した時に原曲を聴いたら「届かなかったか」と凹んだけど、後悔はしてない。
2.「憂、燦々」/ ヨルシカ
これもめちゃくちゃ良かった。声が綺麗すぎる(透明度100)
力強いのにものすごく綺麗で愛がエグくて、ぶっちぎりでいちばん泣ける歌声でした。
3.「手と手」/ 10-FEET
だいすきな10-FEET兄さん。だいすきな「手と手」。
いつかのフェスで10-FEETを聴いたとき、蜃気楼の演奏終わり(たぶん)、「たった一言で世界は変わるってこと、忘れないでください」と言っていて、なんだかそれが妙に心に残ったことを思い出した。大事な人は大事にしようって思ったんだった。
え待って、特に好きな曲だけとか言ってこれ全部になる?まいっか。
4.「社会の窓」/ ano
最高です。かっこよすぎる。あのちゃんに社会の窓歌わせた人天才です。
あとから、「最初はサビにハモりとかダブりを入れようとしていたけどあのすの歌のヒリつき具合が最高すぎて満場一致で「これは歌はメイン一本でいきましょう」となった」ってエピソード聞いてめちゃくちゃ納得した。
5.「ABCDC」/ indigo la End
むりむりむりむり。好みすぎて、初めて聴いたときに最後まで聴き終わる前にサビ巻き戻して聴いてしまった。
歌えなかぁーぁあーった の、ぁあーの部分が特に好きです(分かりづら)
6.「ただ」/ My Hair is Bad
最初は、おぉ〜アップテンポにしてきたか〜って
マイヘアっぽいな〜って思いながら聴いてて、
2番入ってBメロでん??ってなって、
「やる気ないならやめてくれ」で鳥肌ぶわぁああああなった。特大ラブソングフォーエバー
本当にやる気なくてもいつまで経ってもバンド続けていてほしい。椎木さんも言ってたよ。にしてもこの椎木ってやつぁ本当強火クリープ担すぎるな??
7.「バンド」/ back number
もちろんラストはこの曲。実は1番たのしみにしてた。本当に期待を裏切ってなんてくれなくて、出だしのワンフレーズで泣いた。依与吏さんの歌い出しの、ぃいーって入るとこめっちゃ好き。ぁあーもそう。ちょっと掠れながら入るやつ。
依与吏さんの下のコメントもめっちゃ好きで、読んだときなんだかすごくあったかくなって、そしてなぜか盛大ににやけた。自分が作ったわけでもないのに。
クリープハイプの『バンド』を初めて聴いた時に口をついたのはなぜか
「うわ、これでいいじゃん」
でした。
結局長すぎて何曲か割愛しちゃったけど、総じて最高のトリビュートアルバムですね。このアルバムが出た時代に生きてて、リアルタイムで聴ける人生なことがすごく嬉しい。ずっと好きなのがこのバンドで本当に良かった。いつだったか忘れたけど、初めてクリープハイプを聴こうと思った過去の私、まじでありがとう。
いつかトリビュートアルバムを出したいとずっと言っていたけれど、ついに出ます。バンドで話し合って、愛してやまないアーティストにお願いをしました。
それぞれから届いた、ただなぞるだけではない歌を爆音で聴いたり静かに聴いたりして、クリープハイプがクリープハイプを一番分かってなかったことに気づきました。普遍的で穏やかな川の流れのような、そんな自分たちの歴史を新たに感じることができて、今まで一つだった心が二つになったような、幸せな気分です。
とにかく、凄いトリビュートアルバムができました。きっと噂になるはずです。