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Plastic Free Julyにチャレンジ中。

2020年7月からレジ袋有料化が始まった。
これを機に、使い捨てのプラスチック製品をまるまる1ヶ月絶つムーブメント、Plastic Free July(プラスチックのない7月) に参加している。参加表明はカンタン。Plastic Free Julyの公式サイトから、自分ができそうなチャレンジを選択し、登録するだけ。どのような活動で参加するか(使い捨てプラスチック包装をやめる/レジ袋、ストロー、コーヒーカップ、ペットボトルなどを避ける/プラスチック製品を一切使わない)、どこで行うか(自宅/学校/職場/コミュニティ)、チャレンジする期間(1日/1週間/1ヶ月/これからずっと)など。

これまでも、意識的に使い捨てプラスチック製品を避けてきた。いつ何を買うか、荷物が増えるかわからないので、毎日エコバッグを持って外出するし、タッパーを活用するので随分とラップを使っていない。もちろん、ペットボトルも同様である。7月からはマイカトラリー(箸、フォーク、スプーン)、紙おしぼりの代わりにお手拭きタオル、マイボトルの他にマイカップを携帯している。テイクアウトするときはタッパーを持っていく。プラスチック包装のものはなるべく買わない。

とは言え、プラスチック製品を完全に避けることは本当に難しい。スーパー、八百屋、無人販売所さえ、すべての野菜はプラスチック袋に入っている。下の写真は近所の無人販売所のスターフルーツ。

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外食に行くと、冷たい飲み物にはストローがすでにささった状態で提供されるため、「ストローなしで」と伝え忘れないように気をつけなければいけない。店内飲食にも関わらず、プラスチックカップで飲み物が提供されることもある。プラスチックできれいに包装された手作りお菓子をもらうこともある。今日行ったカキ氷屋さんでは、マイカップを出すのが一歩遅く、プラスチックのカップで提供されてしまった。私たちの生活には、プラスチックが密接に関わっていることを認めざるを得ない。

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私はプラスチックが「悪」だと言っているわけではない。プラスチックの開発によって便利な世の中になったのだし、製造によってたくさんの雇用もある。しかし、レジ袋の平均使用時間は約12分。スーパーの雨の日用の傘袋は買い物が終わればポイ。ペットボトルやストロー、テイクアウト用のカップ、ラップは、一度使ったら終わりのものばかり。これらをわざわざ洗ってリユースする人はほとんどいないだろう。使い捨てはもったいないし、ゴミが増えることは環境に非常に悪いのだ。

たかがプラスチック、されどプラスチック。
原料が石油なので、限りある化石燃料を大量消費するし、処分するときやリサイクルするときも、燃やすと石油を燃やしていることになるので、地球温暖化が進む。

また、海に漂うマイクロプラスチックは、食物連鎖の過程で魚や貝の中に入る。塩も、海水から作られているものは自動的にマイクロプラスチック配合だ。それらを食べることによって、私たちの体内にもプラスチックが蓄積されているのだ。
オーストラリア・ニューカッスル大学の研究によると、世界中の人々が毎週クレジットカード1枚分に相当する5グラムのマイクロプラスチック粒子を摂取している。
2018年10月に、日本人含むボランティア被験者8人全員の糞便からマイクロプラスチック粒子が検出されたという調査結果が、オーストラリアで開催された胃腸病学会議で、胃腸病学者であるフィリップ・シュワブル氏より発表された。
プラスチックが発明されたのはおよそ100年前で、実際に人体にどんな影響があるのかは、まだ科学的には証明されていない。が、海に溶け込んでしまったマイクロプラスチックは、もう回収できないのと同じように、私たちの体に溜まってしまったプラスチックは分解できない。将来的に有害だとわかったとしても、もう手遅れなのだ。


私たちにできることは、まず使い捨てプラスチックを使わないこと。私ひとりが、使い捨てプラスチックを避けても、地球規模で見たら何の意味もない。でも、これを見てくれた人が、
⭐︎ エコバッグ、一応持って行こう。
⭐︎ 水筒やマグカップ、マイ〇〇を持って出かけよう。
⭐︎ ストローを使わず、ダイレクトに飲んじゃえ〜。
⭐︎ ラップじゃなくて、ミツロウラップやタッパーで保存したら良いじゃん!
なんて思ってくれたら、とっても嬉しいと思う。

このまま、これまでと同じような生活を続けていく場合、70年後には、地球の温度は10度上昇すると言われている。その原因を作った人は、その頃にはもう死んでいる。でも、私たちや私たちの子どもにダイレクトに影響するのだ。私たち、若い世代が今、主体的にアクションを起こさなければならない。

サステイナブルな暮らしをして、エコフレンドリーな人間になりたい。
身の回りで、減らせるプラスチック製品を見つけて、長く愛用できる製品にチェンジする。完璧にはできないかもしれないけど、いつもよりちょこっと意識してみる。環境問題を自分事だと思う。やっぱりこれが、大切なんだと思う。

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