C/2023 A3 紫金山・アトラス彗星 親子観望記
こんにちは、せんしちです。
朝方・夕方ともに頑張って紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)を見ることが出来ましたので、ショボい写真ばかりですが記録しておきます。
2024.10.2 早朝(ひとりで)
まずは朝方、10/2に晴れ予報が出ていたので3時半に起きて東側が開けた堤防上へ。彗星が上がってくる前の時間から現場で待機します。この日は時間帯的に誰も付き合ってくれないので私一人。機材は双眼鏡とミラーレスにて。
16x50の双眼鏡で、レグルスや周囲の明るい星から大体見当をつけます。彗星のありそうな高度では大気減光で他の星もほとんど見えず諦めかけていましたが、振り回していると視野に彗星が。三脚に載せてスマホコリメートで一枚。
三脚に載せてタイムラプスを回していたミラーレスにも一応写り込んでいました。
2024.10.12 夕方(5歳息子と)
晴れ予報のこの日、予定を調整して彗星を見に出かけることにし、5歳の長男を連れて西側の開けた海岸へ。この日は双眼鏡2台(16x50, 8x42)と望遠鏡(127mm Mak @47倍)を主に準備します。
ちょうど日の入りくらいにセットアップし、双眼鏡を持ち替えつつ(時間を潰しつつ)振り回していると、日の入り35分後くらいに、8x42で捕捉できました。「入った、入った!」とはしゃぐ私。
双眼鏡同士で見比べると、16倍の方が大きくはっきりと見えます。
長男は双眼鏡では分からない様子で、望遠鏡で見たいとのリクエスト。等倍ファインダーのみで苦労したものの何とか沈みきる前に導入に成功。こちらは長男にも分かった様子。「9等か10等くらいだな(=思ったよりずっと暗かった)」との査定に父は苦笑するしかありません。
見え始めて15分くらいで次第に霞んでいき見えなくなりました。
それでも長男にも彗星を見せられ、自分でも見えて満足しました。二人で醤油ラーメンを食べて帰宅します。
後日ネット上の情報を見ていると12日よりも13, 14日の方が良く見えていたようで、光度よりも離角を優先してそちらに都合を合わせれば良かったようです。
まとめ
肉眼で見えるかも?とか、前方散乱で-5等!とか色々期待を抱かせてくれた期待の大彗星 C/2023 A3 でした。実際のところ双眼鏡ではハッキリ、肉眼ではサッパリでしたが、人生初彗星観測で、息子にも見せることができ、満足しました。