で、結局バスケのポジションってどうなってるのよ
W杯のおかげで、「お、バスケでも見てみようかな」という層が増えたみたいで、というか多分めちゃくちゃ増えましたね。
友だちが少ない私ですが、それでも友人からバスケの話を聞かれることがあり、これを機に是非Bリーグを見てもらいたい。そんな気持ちで答えているのですが、いまいち歯切れが悪くなるこの質問
「バスケのポジションってどうなってるの?」
というわけで、改めて有識者に聞くなどしてみました。そのまとめです。
ちなみに私のスペックは「バスケ未経験、観戦歴青森ワッツを中心に11年目、他のスポーツほぼ見ない」です。
スラムダンク履修者に送るポジション解説
これが一番とっつきやすいのかなと思うのですが
ポイントガード(PG/1番)→宮城リョータ ドリブルする人司令塔
シューティングガード(SG/2番)→三井 シューター
スモールフォワード(SF/3番)→流川 なんでもできるエース
パワーフォワード(PF/4番)→桜木 リバウンドとったり
センター(C/5番)→赤木 でかい ゴール下の要
()内は略称で、番号もコートのトップの位置からポジションを番号化したもので背番号ではありません。
どうだ!!と伝えたところ
「うーん、スラムダンクみててなんとなくはわかるんだけどさ」
といまいちすっきりしない模様。
ふむ、なぜだろう。
W杯履修者に送るポジション解説
そこで、W杯も見ていた友達にW杯のメンバーで解説することに。友達が覚えているメンバーで。
ポイントガード(PG/1番)→河村/富樫 ドリブルする人司令塔
シューティングガード(SG/2番)→富永 シューター
スモールフォワード(SF/3番)→馬場 なんでもできるエース
パワーフォワード(PF/4番)→吉井 リバウンドとったり
センター(C/5番)→ホーキンソン ゴール下の要
なのかな……?比江島どこいった。
とこの辺で私も歯切れが悪くなったわけなんですが、そこで有識者に聞いたところ
「代表のポジションはPG,SG,SG,SF,PFみたいな感じだけど。河村、比江島、馬場、渡邊、ジョシュみたいな」
おお、そうか……!
よくわからなくなってきました……。
私に聞いてきた友達が「元バスケ部にきいてもなんかはっきり言わないんだよな」と言っていた理由がなんとなく見えてきた気がします。
そんな私に追い打ちをかける有識者。
まあでも同じSG登録でも役割全然違ったりするから、入り口としてはいいけどバスケの説明としては正直あんまり意味ないと思うよ。
そのポジションでチームが登録してる以上の意味はない。
そ、そうなんですねーー!!
いや確かにそりゃそうだ。やらないけど3人くらい富樫がいても全然良いんだしな。
そういった視点から見るとやはりスラムダンクはよくできた漫画で、バスケの持つストーリー性とキャラクターとの紐づけが秀逸な漫画なんだなと。
他のスポーツにおけるポジションについて
私、他のスポーツはほぼ見ないのですが、そういえばサッカーで
「ディフェンス要員がいる」
というのに驚いた記憶があり、「スポーツ観戦におけるポジション理解の重要性」のカギはここにあるのではないのでしょうか。
そこで他のスポーツにおけるポジションを少し調べてみました。
W杯つながりでラグビーについて
ハイライトとルール解説を見ただけの知識なんですが
【マンガで学ぶラグビー】スクラムハーフにウィング…たくさんあるポジションと背番号の関係は? | HugKum(はぐくむ) (sho.jp)
ふむふむ。これらからわかることは、
「ポジションによって役割がはっきりしている」
わからないところは
「結局なんのためにそうなっているの?」
ということで、
【ラグビーW杯】ラグビーのルールは難しいけど…マンガで読めばすぐ理解できる! | HugKum(はぐくむ) (sho.jp)
そのためにはルール(試合の仕組み)の理解が必要になってくるんだなと。
ラグビーは広いフィールドの中でより有利にゴールする必要があり、そのためにはゴールに近づいた方が良い。
しかし、ボールを前にパスすることはできない。
そのために運ぶ方法が数種類あり、ジワジワと距離を近づける作戦などがあり、そのためにそれぞれのポジションでそれぞれの役割を全うする必要がある。
という理解をしてみたのですがどうでしょう?ここでの大事なのは
ポジション理解はルール下における戦術の理解ために必要。
という、まあ当たり前と言っちゃ当たり前なんですが。
なので、逆に言えば「ポジションを理解すればルールと戦術の理解につながるはず」ということで、なのでポジションの理解をしたくなるんだなと思ったわけです。
役割によるポジション解説
そこで再び登場有識者
「試合観戦を目的に説明するなら、ハンドラーとかの役割で説明した方がしっくりきそう」
なるほど!!頭いいなおい。
というわけで
おお!わかりやすい!
バスケはより近く高さがある位置からシュートを狙った方が確実であり、そのためには
・ボールを運んでゴール下までもっていけばいい(ハンドラー)。
・ゴールの下から背の大きい人がシュートを打つ方が確実(ビッグマン)。
・ボールを運ぶ人は大きくない人でもできるけれども、背の大きい人に前をふさがれると行き詰るので、その時に助けが必要(ウイング)。後ろから進路を防ぐことはほぼファール。
みたいな感じでどうでしょう。
で、それをざっくりポジションに当てはめると
ハンドラー→PG SG SF 宮城だけど流川とか三井がやってもいいよ
ウィング→SG SF 流川 三井
ビッグマン→PF C 桜木 赤木
という感じになりますよ。
という感じでどうでしょう!!いいんじゃない?
ここで、大事なのは、コート内全員PGでもCでもよいという点(やらないけど)。
まとめ
バスケは、一応ポジションがあるのですが、究極的には全員が全ポジションできるスキルと体格があればそれでもオッケーなんですね。
その辺は戦術によってオーダーできるという感じ。
なんだかややこしいんですが、でも考えようによっては
「バスケはポジションの理解がなくてもとにかく点が取れればいいよ」
という見方もでき、ざっくり試合を見ていてもなんとなく楽しめるのかなという結論に達しました。
観戦のハードルで言えばテニスや卓球位な感じで見ることができそうですね。
ちなみに本文内の有識者はカブレラさん。いつもありがとうございます。
こちらのnoteを見ると、では、PGになぜ俊敏さと判断力が求められるかがなんとなくわかるんじゃないかなと思います。
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