自分を大切にしたのが先か彼に大切にされたのが先か
自分を好きになるって難しい。
と私は思ってた。
人に嫌われたくなくて色々と不安だったし、だから恋愛に振り回されてハイになったりロウになったり忙しい事が多かったと思う。
自分で自分を追い込みすぎていたのか、大好きだった元彼との関係を自分が暴走した事で壊してしまい、どん底…のような時期があった。
その時のはやりも手伝って自分を大切にする事や自己肯定感という事についてよく考えるようになった。
恋愛が上手くいく人、男性に愛される女性は自己肯定感が高い!という考えを知り、私に足りないのは自己肯定感だと思った。
自分で自分を大切にできる人になりたかったし、男性に大切にされるような女性でいたかったのでまずは自己肯定感を高める為に頑張ってみようと思った。
しかしなかなか自己肯定感とは上がらず、自分の事は大切だとしてもどうしても全てを受け入れる事はできず…自信なんて持てず…新しい恋愛でもやはり相手に合わせすぎたり、LINEを待ってもやもやしたり、だんだん相手になめられて、都合よく扱われて。
遊ばれてると分かりつつ、一時の楽しさや簡単に表現できるぺらぺらの言葉でさえも無いよりはいいからとぺらぺらの女って感じになっていた。
これじゃいかん!とその時遊んでいた男性達との縁をぶちっと切った瞬間。
今思えばあの時から良い方向に動き始めたと思う。
自分を好きになるとかは難しかったけど、とにかく自分を自分が悲しいとか辛いとかいう気持ちを無視しない事からならできた。
大げさかもしれないが、そこから「自分を守る!」という気持ちが沸いてきた。
そんなときに今の彼と出会った。
そして今、付き合ってそろそろ一年たとうとするが、自分が自分で良かったとのびのびとできている事に気がついた。
最初から彼ともいい関係を作れている訳では無かった。最初のラブラブ時期を終えて半年ほどの時はもやもやしていて我慢して察して女になっていたし、不安になりすぎていたり、彼に合わせすぎたり、彼も私に対してなんだかテンションが低くなっていたような感じもしたし、扱いが雑かな?とかなんか色々ダメ出しされるな?と思うようになっていた。
その時に自分の気持ちや、言いにくい事を彼に話した。一回だけではなかなか伝わらない事もあったが何度も繰り返す事で話すこと、伝える事になれてきた。
私よとても頑張ったじゃないか!と思ったのだが、これはおそらく彼だったから頑張れたんだなと今は思う。
自分が勇気を出した。とも言えるが、彼が私に勇気を出させてくれたとも言える。
勇気を出して話せたとしてもその時彼がしっかり私の話を理解しようとする姿勢で聞いてくれたから一回で終わらず二回目、三回目と話ができたと思う。
彼は話してくれて嬉しいと言い、私に彼の気持ちも話してくれるようになった。
私がして欲しいと言ったことをしてくれて、彼もして欲しい事を素直に教えてくれた。
恋愛が上手くいかないのは私が自己肯定感が低くて、自信が無くて、メンヘラだからだ。自分が変わらなければと思っていた。
でもそれだけでは変わらない。
いくら自己肯定感が高い女性でもお相手によっては低くなってしまう場合もあるし逆もある。
改めて恋愛は1人では絶対できない。
二人でお互いを見つめあいながら、お互いの未来を一緒に作っていこう!と協力できないと良い関係なんて作れない。
だから今昔の私に会えるなら、
・とにかく自分が嫌だと思う気持ちがあるならまずは勇気をもって嫌だと言ってみろ。
・言ってみて向き合おうとしたのに全然こちらの話を聞いてくれない、気持ちを表現してくれない人とは恋愛するな。
と言いたい。
もやもやしたり、すり合わせの第一関門を乗り越えてからすごく彼との関係が良くなったと感じた。付き合いたてよりラブラブ感が上がったと思うから不思議だ。
私が自分を大切にしたから彼が大切にしてくれたのか。
彼が大切にしてくれるから私も自分を大切にしようと思えたのか。
私が自分に愛情をかけるようにしたから彼に愛されているのか。
彼が愛情たっぷりくれるから私も自分が愛しくなってるのか。
恋愛は二人でするものなのでどちらも必要だと学んだ。だから恋愛が上手くいかなくてもあなただけのせいではないというわけですね。