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9/22 fri. 映画鑑賞記録「after sun」

小説や映画は、気に入ったものを何度もループしてしまう。しかも、この季節はこれ、この気分の時はこれ、ここへ行く時はこれ、と、自分の中で限定公開をしてしまうから、新しいものがなかなか入ってこない。

ある時、「現状維持は衰退である」という、かつて師から受けた言葉を思い出した。映画好きの友人の影響もあり、月に一度映画館へ行く、という目標を定め、とりあえず気になったものを観ることに。たしか3月から始めたので、半年継続できたのである。

もうかれこれ20年前の作品である「サマータイムマシーンブルース」という超絶くだらない傑作の青春映画を観ることを公開当初からの夏のルーティーンとしていたが、ついに今年の夏、「after sun」により私の夏は更新された。地元の小さな映画館で鑑賞、あまりの衝撃に、どうしても海の近くでこれを鑑賞しなければ、と、神奈川まで車を飛ばして観に行ってきた。帰りに見た海は言うまでもなくエモーショナルで、何度も心の中で叫んだ。もう車ごと飛び込んでしまいたい気持ちだった。








いい小説や映画を観たあとは、なんだかこう、言葉を綴りたくなる。もちろん、うまく表現できないのだけれど。私が書いていることなんて、備忘録にすぎない。それでも書かずにいられない。

きっといつか私はここから消える。今は吐き出したい時期なんだ。頭の中が膨れ上がって、仕方がない。こうしてないと、身体の中で、毒になって、よくないことになる。でも本当は、こんな所にじゃなくて、ちゃんと目の前で、伝えられるようになりたいよ。生まれちまったもんはしょうがない、でもあまりにも生きづらくて。
それでも、今日を始めなければ。

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