NAGAのモヤッとする一打〜14日目〜
この記事は
【麻雀】NAGA牌譜研究 Advent Calendar 2021 - Adventar
の14日目の記事です。
今日の何切る
まずはこちら。
南三局。53600点持ちのトップです。余裕ですね。
6巡目で平和テンパイしたNAGAくん。
下家が二副露して、場が煮詰まっている場面です。
さて、この局面。あなたはどうしますか?
NAGAくんの選択は…
5s切り!え!?
リーチでもなければテンパイすら取らない!?
これは一体どういうことなんだ?何ならリーチでも良さそうなのに…
その後しばらくすると…
こうなりました。
下家に対してマンズを絞っていたようですね。
ここで發を切れば6m待ち。9mを切れば發待ちです。
さぁどっちにしますか?
6mはフリテンということで發単騎を選択しました。
9mは下家に危険なので一旦發切りでも良さそうですが、強気に9mを切り飛ばしました。まぁどうせ6mが既にフリテンだし…。
対面が手出し發なので対子落としの可能性がある
メンチン変化を考えた場合、直感的に嬉しそうなのが(1mは全枯れなので除外して)5m,8m。この場合どうせ出ていくのは9m。
ここでの9m切りはまぁ悪くないでしょう。
結果的にメンチン一盃口ツモで対面が飛んで終了。
結果だけ見れば最高の展開でしたが、全体的に迷走感が強く謎打牌が多かったような気がします。
ちなみに解析レポートでは…
こうでした。最新のNAGA目線ではかなり迷走していたのがわかります。
Further Study
もし6mがフリテンじゃなかったらNAGAの判断はどうなったのでしょうか?
まずは一旦ピンフの聴牌を取れるシーン。
6mがフリテンじゃない場合はより強くメンチン推奨ということでした。
では次1mを切ったシーン。
ここはメンチン一直線ではなくて、「發」を残すという判断でした。
發の危険度はそこまで高くないと評価しているので、この単純に優先度が「發>1m」なのでしょう。1mは全部場に出ていて頭になりませんから、發をヘッドにしたいのだと思われます。
ここは当然「發」切りですね。
NAGAの牌譜を集計したのですが、NAGAのアガリ回数(全59397回)に対して清一色を上がったのはたったの297回でした。割合にすると約0.5%です。
Suphxが0.64%くらいなので(誤差かもしれませんが)NAGAくんは比較的にいえば清一色に向かわないような感じですね。
清一色に行く前に降りてしまうか、ホンイツで満足しているかどちらかでしょう。そもそも役満と同じく清一色も「学習データが少ない」状態だと思われるので、多少アラが目立つような気がします。
明日も引き続き「清一色」をテーマにしたいと思います。
それではまた明日。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?