NAGAのモヤっとする一打〜20日目〜
この記事は
【麻雀】NAGA牌譜研究 Advent Calendar 2021 - Adventar
の20日目の記事です。
今日の何切る
こちらの牌譜から出題
昨日に引き続き堀プロとの対局です。
まずはこちら。
東四局。西家。三本場。ラス。
なんとか三着まで追いつきたいところです。
中盤で「發」をツモってきたシーンです。こちらの手は567の三色含みのリャンシャンテン。
ドラが4sなので最悪平和ドラ1くらいのテンパイは見込めそうです。
ここでNAGAが選んだのは次のうちどれでしょう?
發
6s
5m
正解は6s。ドラが4sなので4-7sのリャンメン固定を選びました。
「スリム化」といえばSuphxですね。NAGAくんがスリムに受ける場面は結構レアですが、他家も結構手出しが多く、テンパイ確率が上がっていると想定したのでしょう。特に対面の9s対子落としは一向聴濃厚です。
この發も別に安全牌というわけではないですが、6sよりは遥かに安全なので絞り気味に手に残しました。
対面はそこまでテンパイ確率高くない…ここらへん甘いんだよなぁ。
さて、本題はこちら。
ハイテイ何切るです。
リーチも鳴きもなく不気味な雰囲気が漂っていますね。アガリはないので安全度優先でテンパイキープ、もしくはオリとなりますが…
5m
6m
1p
2p
NAGAの選択は…?
こういう繊細な打牌選択は人工知能の腕の見せ所ですよ!
答え合わせ
NAGAの選択は…
6m。そして、放銃…
誰がテンパイしているのか?
最後のシーンの解析レポートを見てみましょう。
微差で6m切りですね。
円グラフをみると、対面と下家はテンパイ確率高め、上家はほぼノーテンと予想しています。
対面は誰でもテンパイっぽいのはわかると思います。9s対子落とし→8m対子落としでそのまま(ドラ含め)ずっとツモ切り。
上家はアンパイの手出しが連続して最後に微妙な8sです。おそらくアンパイが尽きてしまったのでしょう。
下家は謎です。2pだけ微妙に強気ですが、その後は手出し「北」くらいです。3枚切れの字牌なので完全安全牌です。オリているようにも見えますが、ツモ切りばっかりなのでよくわかりません。
総合的に考えて、一番ケアが必要なのは対面の親であることは明白ですね。
よーくみてみると6mが対面に危険なのはわかっているみたいです。
というか全体的に6mの方が危険そうです。3-6mは自分の目から5枚見えで、他家の45mターツが埋まっている可能性が低いからです。
それにも関わらずNAGAは6mを選択しました。これは本当に謎です。
今日で記事を書くのも20日目ですが、NAGAの謎挙動として
優劣つけ難い場合はツモ切りを選ぶ
残り点数が少ない時は暴走モードに入りがち
といった事象を度々観測しています。
仮説ですが、この場面でのNAGAくんは
残りツモ回数0なのにアガリ率優先の打牌選択をした
こうではないでしょうか?
安全度では5mを選べたはずなのにきちんと567の三色でアガれる6mを選んだ。そう解釈することしか出来ませんでした。
その他
東二局
東四局
NAGAは混一色・清一色のテンパイは90%くらいダマに取ります。
今回は一気通貫手変わりもあるし、捨て牌も露骨なのでダマテンがよさそうです。とはいえ推奨度0は流石にバグな気がするなぁ
NAGAにはまだまだバグがあるような気がします。時間がある時にちゃんとデータをまとめてみたいですね。
それではまた明日。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?