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ずっと円満な夫婦でいたいのだ
1月1日、元旦に入籍した。
彼とゆっくり過ごせたレアな年末年始も、周りの大切な人たちからの祝福も、とっても幸せな気持ちになった。
とはいえ、それだけじゃないのがパートナーとの日々。
ちょうど1ヶ月ほど前、マリッジブルーに苦しんでいた。
自分の仕事に誇りと信念を持って、全力で取り組む彼。
そんな彼だから好きになったのに、いざ一緒に生きてみると彼のそんな部分が私の寂しさやしんどさの理由になった。
彼を好きになった理由が、嫌いな理由になりそうだった。
彼は、大学教員、もう一つ企業での仕事、そして土日はスポーツ指導と三足のわらじを履き、自分がやりたいことを全力で楽しんでいる人だ。結構特殊かもしれない。
仕事たちが立て込んでしんどい時も、「好きでやっているから」が口癖。自責思考のかたまり。
彼は、沢山の人の人生の先を生きる「先生」というの立場もあるから尚更なのかもしれない。
自ら好んで、その立場に立っている。
“好きなことで人の役に立ちたい”という私の仕事観や人生観は、彼からきている。
今まで出会った人の中で、一番尊敬している。
私のように、彼から影響を受けた人や彼を必要としている人は、リアルにたくさんいる。
彼が譲りたくない・こだわりたい部分は、自分のやりたいこと(主に教え子との活動)に使う時間とお金。つまり仕事だ。
でも、私にもこんなこだわりたい部分がある。
・本当はもっと二人で過ごす時間を増やしたいし、彼の健康面も心配。
年齢が彼の方がひと回り上。少しでも長く一緒に生きたいから元気でいて欲しいのだ。
(順調に歳を重ねられたらの話)
・子育て確実にワンオペじゃん!寂しいしイヤなんだけど!みたいな不満の積み重ねでギスギスしてしまうのが、容易に想像できる。
・だから、『いつか子どもができる時のため』『二人が円満でいるため』『彼自身が健康的でいるため』を叶えるプランを考え、明確に行動を始めてほしかった。
(もう彼の中では行動しているのかもしれない)
入籍後のついこの前も、このお互いの“こだわり”の部分について対話する時間を作って議論してみたけれど、なかなか意見は合致しない。互いに譲らない。
意地になっているわけではなくて、お互いに自分の幸せを最優先に考えているから。
自己中心的だけど、自分が幸せでいることが人生の中で一番大切だと思っているから、全然それでいい。
それでいいのだけれど、笑えるくらい見事にこだわりがぶつかっている。
自分の幸せのためには貫いた方が良くて、でも彼の幸せのためには私が折れる必要があって。
うまーくぶつからない夫婦だったらめちゃくちゃ楽なんだろう。
こんな感じでしんどいなーって時がある。
でも、いいこともある。
ぶつかれるようになったのは、彼に対して私がめげずにアクションしてきた成果でもある。
今は、感情的な口論ではなく落ち着いて相手へ配慮しながら、きちんと対話ができる。ようになった。
私も彼も、良い方に変わったと思う。
私は嫌われるのが怖くて、彼の態度を窺って言いたいことを我慢していた。
彼は、自分の気持ちや考えを言わない人だったし、話し合いの場になると態度がそっけなくなることが多かった。
それでも私は、対話をすることをあきらめなかった。
いい関係を築くには、対話が必要不可欠!と思っているから。
多忙な彼+プチ遠距離だったので二人で話す時間を作るのは至難の業だったが、電話で明け方まで話したりコミュニケーションのためのカードゲーム(セキララカード)を使ったり、時にLINEで長文を送ったり。笑
(顔を見て話すより、顔が見えない電話の方が私は素直に意見が言えて楽だった)
いつだって不満を持っている側なのは私だったから、何度も何度も話を切り出した。
彼がちゃんと答えてくれるか怖かったし、がっかりされたり嫌われたりしたら?とも考えた。
少しずつ、私の話を聞く彼の態度が変わって、彼も自分の考えを丁寧に伝えてくれるようになっていった。
私も、彼を信じてはっきりと意見を言えるようになった。意見が違っても、最後まで投げ出さず議論できるようになった。
忘れていけないのは、彼がいつも向き合ってくれて成り立っていることだということ。
質のいい対話ができるようになってから、私たちはより仲良くなったと思う。
彼のことがより好きになった。
だから、ぶつかれるようになったことはいいことでもある。
男女の脳の違いや、コミュニケーションについて本を読んで勉強している。
自分のコミュニケーションの特性や気質についても自己理解、自己肯定するためにたくさん考えてきた。
・・・
結婚に伴って私が彼の拠点に引っ越して、一緒に過ごす時間が増えた。
今のところ、彼と過ごす時間が増えて私の情緒はかなり安定した。ほとんどはご機嫌である。笑
私は、相手への愛よりも自己愛が強い。
彼がゆるしてくれている部分が多いこともわかっている。
だからこそ、彼の良さや向けてもらっている愛を無くなぬように、たくさん勉強して実践して、パートナーと幸せな関係を続けられるようになっていきたい。
そのために、自分のキャリアや好きなことに集中する一年にしていくつもりだ。
彼と、良い意味で距離感を保つ。少しだけ手放す。
自分が変化することを恐れず、ずっと円満な夫婦でいられる選択をしていきたい。