せみのしぐれの休日
今日は午前中はだらだらとYouTubeを観ていた。かぐや様3期嬉しい笑。
さて、私は4時頃にでかい本屋に行くために商店街を目指した。でかい本屋Aに当初行く予定だったが、名前をよく覚えておらず、でかい本屋Bの方に間違えて着いてしまった。
仕方ないので今回はここで買うことにした。来週学校で「本を語る」的なことをするので、それ用の本を物色しに来たのだ。
まず、「泣くな研修医」を買い物かごに入れる。次本屋に来たら買おうと思っていたのだ。しかしこれは学校行事用の本ではない。私は新しい本はあまり人に勧めたくないのだ。
とりあえず文庫棚を漁ってみる。「サキ短編集」が目に入った。昔読んだ、何かしらのおすすめ本の紹介本で紹介されていた本だったからだ。「ピース又吉が愛してやまない20冊!」のオビが付いていた。正直このオビは要らないと思った。私が又吉直樹さんに勧められたから買ったように見えるではないか。(万に一つ、紹介本の紹介者が彼だったかもしれないが)。私はおっさん(失礼)に紹介された本は読みたくはなかった。私は生涯続ける反抗期だ。しかしいつか見つけたら読みたいなと思っていた本であったので買うことにした。
ふと、別役実の本を紹介したいなと思った。こないだ帰りの電車で現国教科書の別役実作品を読んでいたからだ。しかし、探せど見当たらない。どうやら在庫がほとんどないようだ。
残念だが、数少ない在庫をあせくって探すやる気もないので、別の本を紹介することにした。
プラプラ歩いていると、「読んでいない本について堂々と語る方法」を見つけた。本を語らねばならぬ今の私にぴったりの本ではないか!これは以前図書館で途中まで読んでいた本で、面白かったから購入を決めた。
本屋にいる時間が長くなるにつれ、実用書も買いたい欲求がでてきた。
"ハーバード"のストレスを力になんとか を買う事にした。私は逆境は適度に手のひらの上で遊び倒したいタイプで、(今は軟弱な)その技術向上のための参考になりそうだからだ。しかししばらくぶらついても見つからない。別役実と違って割と最近の本なのに。
ここでスマホを取りだし、ネットからジャンルや会社を絞り込んで探すことにした。検索機は混んでたし、私は自己啓発系をこれみよがしに検索するような意識高い系になりたくないという変なこだわりが私にはある。どうやらハーバードではなく、正式な書名は「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」のようだ。ハーバード大とスタンフォード大の違いはよく分からない。(この調子なら、私が意識高い系になることは絶対にないだろう。) それは置いといて、文庫はだいわ文庫だそうだ。けれども私の探索能力が悪いのかだいわ文庫の棚がなかなか見当たらない。どこだ? このでかい書店Bは大和書房を嫌っているのだろうか。大人の事情なのか知らんが、我々の知的好奇心をくじくようなことをして本屋として恥ずかしくないのか。根拠の無いことをぐるぐる考えたりして探し回っていると、配置図を乗り出して見ている時にうっかり平置きされていた本の表紙を曲げそうになった。もう少しで完全な折り目が付くとこだった。危ない危ない(おい)。すみません。本屋ユーザーの1人として恥ずかしいです。
探し疲れたので、別の本を探すことにした。私はコミュ障だ。話のネタが見つからず、「パワーを送ってるんだよ」とか、頭おかしいことを口走ることが多く(これ以上頭おかしく見せてどうすんだ)、質問による発話を全然していないことに最近気づいたので、質問のメソッド的な本を読もうと思った。これもスマホで検索すると齋藤孝の「質問力」が出てきた。見つけてまえがきを読んでみるとぴったりの本だ。傾聴の本は読んだけれど、高校生の一般会話にはなかなか使えなかった。(その代わり英語の教科書にあったactive listeningを傾聴と訳せて鼻高々だ。) 以前似たような本をちら見したことがあるが、そういえばあれは池上彰の本だったか。齋藤孝と池上彰も本の書き手として比べると、ちょっと気を抜くと違いが分からなくなるかもしれなくもない。齋藤孝とそのように比べるなら外山滋比古の方が妥当だろうか。
時間があまりなくなってきたのもあって、会計することにした。図書カード5000円分でお支払い。レジでは、研修生とそのサポート役の人が応対してくださった。いつか何かのめぐり合わせで書店員のバイトをすることになったら、私も図書カードの会計を内心ちょっとびくびくしながら受けることになるのだろう。
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