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音声外来を予約してみた

いわゆる場面緘黙というものなのだろう。私は声変わりの時期に家族以外の人にはほとんど口がきけなくなっていた。

今は緘黙の症状はないのだけれど、のどが締まったまま声を絞り出す習慣がつき、私のもともと高かった声がさらに高くなり、外での録音された自分の話し声を聞いてみると気持ち悪いことこの上ない。

生きていけないほど生活に支障はないのだけれど、一度障害があるのか調べてもらおうと思い、音声外来を受診することにした。過剰利用になってしまうなら、ほんとうに申し訳ない。

予約するにあたって思ったことなのだが、私の所感として、音声外来の初診予約は電話のみという場合が比較的多い。
これでは天涯孤独頼れる知り合い0人(、、、人ごとじゃねえ)の完全失声症の人は、直接受付に行って筆談で懇願するしかないではないか。これは少し不親切なようにも思えた。
しかし、相手はわざわざ電話を使わせることで、無用な来院を減らし、受診前に相手を診察しているのだろう。そうすることで、受診を希望する人が声に本当に問題を抱えているかを(電話口では問題なく話せるという例外もあるだろうが)多少は判断することができる。いたずら予約も減るだろう。診察に時間がかかるからという理由がWEBページに記載されている医院もあるが、そのカラクリはこのようなものではないだろうか。なかなか考えられていると思った。


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