0611②
道中までくまなく楽し過ぎて全然宝船本編まで辿り着けなかったので、続きを。
着席して劇場の大きさにワクワクとソワソワが増し、後ろの方だけどよく見える席だと思っていたら、大音量で幕開けの知らせ。しかし、開いた幕の中に2人がおらず…?
かと思えば後ろから大歓声、何事かと振り向けば魅惑の生足さらけ出し、「いらっしゃいませー!」と四十路のミドルが楽しげに何かを撒き散らして…!?
「分けてね〜みんなで分けて〜」と三島さんから手に乗せていただいたのは黄金糖、なるほど、飴を撒いてのご登場!ご時世で自粛続きだったけど、ようやくこういうパフォーマンスができるようになってきたのか!
座席間を練り歩き、舞台へ上がれば勇ましく船出の口上。ブルーシートはさながら海原のよう、煽りに煽って袖へと消えらば激しいギターの音色に乗せて大写しの画面に観客釘付け、なにこれ、気合いが凄まじい…!
これが噂に聞く「単独公演」なのか、とんでもねえ、熱量が半端じゃない。
そこから先はゲストのいない2人だけの舞台上、引いては寄せる波のような漫才の応酬。
途中短い休憩の為の映像が挟まりつつ、声を張り上げっぱなしの90分、2人とも圧倒的喉強者!本当にお疲れ様でした…!
OP映像で泣きそうになり、選曲のカッコ良さに惚れ惚れし、最後の「新宝島」で目を見開いて、初参加の単独公演は幕を閉じました。
あまりこういう言葉に慣れていないですが、きっとこれを「エモい」というのだろうなとしみじみ。
ネタや幕間はもちろんだけど、何より選曲が素晴らしかった!いつもの「千本桜」もいいけれど、「鯛獲る」はあまりにもしっくり、おあつらえ向き過ぎる。
「ここでブチ上げたい、夢の逆転花火を、笑われたなら笑い飛ばせ」とか、みなみのしま時代からのファンの皆さん大号泣しててもおかしくない。
「新宝島」は大好きな曲で個人的に思い入れがあった所為もあるけど、あまりにも私の「すゑひろがりず観」と解釈が一致して、かっ開いた目がこぼれるんじゃないかと。
終わってもしばらく放心して劇場から離れられず、ずっとTwitter(X)の #福岡宝船 のタグを辿って余韻に浸っていました。
最高、あれやこれや言いましたけどそれに尽きます。
それから天神地下街へお出かけしましたが、もちろんBGMは「新宝島」で。天神地下街のダンジョンのような景色が好きです、ファンタジーをも感じさせる「夢の景色」ですね。
で、気付いたら当初行く予定でなかった大阪宝船に申し込んでいた訳です、そちらの思い出もまた今度。
案の定ネタのことはすっかり記憶から抜け落ちているので、他の参加者様の素敵なレポを見に行きましょう。