ラノベだからと頭ごなしに否定せず是非たのしんでみてほしい『涼宮ハルヒの憂鬱』【読書ログ#116】
本シリーズは、ラノベと言われるジャンルの金字塔だ(おそらく)。そして、ラノベ世界の先へ進む橋頭保なのであろう。
ずいぶん昔にテレビアニメ化され、非常に話題になった。その作品が渋い表紙の角川文庫として出ていたのを見かけて購入。
2時間もかからず読了。ライトでいいね! だがしかし、あなどるなかれ。軽いノリで軽い小説ではあるし、若年層向けなので深みも無いが、それでもこれは面白い。
解説で筒井康隆が「優れたユーモアSFである」と書いているが、そのとおり、楽しく、軽く、サクッと読めて、実に良い読後感をのこす。未読なら、ぜひ手にとってみてくださいな。なるほど、この作品が人気を集めている(いた?)理由がわかる。
小学校高学年から中学生くらいの年頃にこの作品に出会っていたらハマっていた気がするな。
でも、大人でも未読なら是非どうぞ。大人の鑑賞に耐えます。十分に。
角川文庫に入ったので、イラスト等は入ってこない。なので、電車で読みやすい。通勤のお供にピッタリだ。
わたしは電車だろうかどこだろうが、ブックカバーも付けずに読む事が多いのだが、流石に萌え絵満載のラノベを混んだ中央線や京王線で読むわけにもいかないので文庫化は助かります。ほかにラノベの名作があるなら、どしどし文庫化してほしい。
またまた筒井康隆の解説からだが、どうやら4巻の「〜の消失」まで読まないと堪能したことにはならないらしい。ということで、そこまでは紹介します。
でも、完結していない物語に手を付けるのって、ちょっと抵抗あるのよね。早く完結しないかしら。
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「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。