【注目ガジェット】Nintendo Switchのデータを保存できるマイクロSD、ランキングTop3はどのメーカー?
初めに
半導体技術を理解する上で手っ取り早いのは、世の中に出ている商品を実際に手に取って使ってみることです。【注目ガジェット】では、半導体を専門に研究開発している私が、主にAmazonから見つけてきたおすすめのガジェットを紹介します。タイムセールものは、売り切れにご注意ください。
今回はマイクロSDと呼ばれる、半導体メモリの一種を紹介します。データ保存用の半導体製品ですね。
この商品をおすすめしたいのはゲーム好きな方、特にNintendo Switchユーザーの方です。ダウンロードしたソフトや追加コンテンツ、キャプチャーボタンで撮影した静止画や動画などを保存することができます。
実はこの製品、Amazonの「パソコン・周辺機器」の部門で売り上げランキング上位常連の超売れ筋商品なんです。今回は、その中でもキオクシア、バッファロー、SanDiskの商品を紹介します。
マイクロSDにおける性能比較項目
マイクロSDの性能を比較する上で重要な項目は、以下の5個です。
スピードクラス(UHSスピードクラス)
データをマイクロSDに書き込む最低速度を保証する規格。最低でも10MB/s(=UHSスピードクラス1)の速度が欲しいところ。最大読み取り速度
マイクロSDに保存したデータを読み取る際の最大速度のこと。Nintendo Switchでデータ保存するなら、読み取り速度60~95MB/s以上が推奨されています。アプリケーションクラス
スマホアプリの動作に必要な、読み書き速度を満たした際に表記される規格。「A1」と「A2」があり、A2の方が高速動作を期待できます。IPX
防水・防塵性能のこと。IPXXは防水、防塵の両方を含んでいる場合と個別に表す場合がある。IPX7程度あれば、水中に落としても大丈夫なレベルですね。製品保証期間
製品購入日から、どの程度の期間、製品の保証をしてくれるかを意味します。当然、長い方が好ましいです。価格
当然、同じ性能なら安い方がよいです。
今回は、上記5つの項目に沿って各社の製品を見ていきたいと思います。なおここでは128GBの容量の製品で比較していきます。
KIOXIA(キオクシア)
まずはキオクシアが出しているmicroSD、EXCERIAシリーズです。
スピードクラス:UHSスピードクラス1
最大読み取り速度:100MB/s
アプリケーションクラス:表記なし
IPX:IPX7
製品保証期間:5年間
価格:1280円
バッファロー
次はバッファロー製のマイクロSDです。
スピードクラス:UHSスピードクラス1
最大読み取り速度:100MB/s
アプリケーションクラス:A1
IPX:IPX7
製品保証期間:1年間
価格:1980円
SanDisk
最後にSanDiskです。
スピードクラス:UHSスピードクラス1
最大読み取り速度:140MB/s
アプリケーションクラス:A1
IPX:記載なし
製品保証期間:10年間
価格:1596円
おすすめランキング
結論から言えば、
Nintendo Switchでの使用には、SanDiskのマイクロSD
が最もおすすめです。
SanDiskのみ最大読み取り速度が140MB/sと、キオクシア、バッファローと比べて1.4倍であることが最大の理由です。また10年もの保証期間を設けているポイントもGoodです。価格もキオクシアには及びませんが、+300円程度の価値は十分にあるでしょう。
防水、防塵の規格であるIPXの記載がないことが気になりましたが、Switchを使う環境は屋内が中心であると考えられるので、そこまで問題にはならないと思います。
ちなみにドローンやVlog用などの屋外での使用を考えるなら、IPXの表記があるキオクシアがおすすめですよ。価格も一番安いです。
終わりに
いかがでしたか?最後にSanDiskの商品を再掲しておきます。容量も32GBから最大1.5TBまであるので、ご自身の予算と合わせて選ぶとよいと思います。
半導体は常に日常生活の中に溶け混んでいますが、着実に進化を続けています。ずっと同じものを使っているという方は、これを機会にぜひ最先端の製品に触れて技術の進化を感じてみてください。
現在タイムセール中のその他のおすすめ商品はこちらで紹介していますので、良かったら読んでみてください(タイミングによっては売り切れるかもしれませんので、お早めに!!)。