【雁木】右四間飛車対策
久しぶりです。今回は先手右四間飛車対雁木の将棋を解説します。
先後逆の場合は基本的に雁木が得してると思ってください。
さて、テーマ図から先手の手段はいくつかありますが、今回は
①45歩 ②16歩を解説します。16歩の意味は分かりづらいですが、45歩の解説を読むと理解することができます。
それでは始めます。
①45歩
45歩以下の手順 22角成同玉(図1)
45歩には同歩と応じます。同飛車や同銀は44歩で継続がないので気にする変化ではないでしょう。また同桂も44銀と上がり大丈夫です。
なので22角成りを解説します。
図1の局面からも二つの変化に分岐します。
①45桂と②77角打です。
①45桂
45桂以下の手順 62銀35歩同歩77角打44歩34歩打37角打(図2)
①の45桂から見ていきますが、これには62銀と引いておいて継続がありません。35歩とつくくらいですが平凡に同歩と応じて77角打に44歩、34歩打ちに37角と打っておくくらいで不満なしです。また、34歩に代えて33歩は42金で何もありません。
②77角打
77角打以下の手順 12玉16歩64角打15歩37角成14歩19馬13歩成同桂14歩打46香打13歩成同玉(図3)
77角打には12玉とかわして意外と継続が難しいです。45銀は44歩で同銀同銀同飛同銀同角49飛打71角成55角打で後手優勢です。
なので16歩とつくくらいですが、図3のように進んで後手有利。ということでテーマ図以下45歩は正しく対応すれば怖くない。
テーマ図以下の指して②16歩
16歩以下の手順 73桂45歩同歩22角成同玉77角打33角打同角成同桂77角打44角打同角同銀右77角打(図4)
16歩は、さっきの変化で12玉に16歩とつくようでは流石に遅いので仕掛ける前についておこうという手であるが、これには73桂と反撃の準備をしておいて45歩に同歩からひたすら角の打ち合いをする。
図4以下の手順 75歩同歩76歩打66角(88角でも以下同じ変化)86歩同歩同飛87歩打77歩成同角76飛車(図5)
この局面はいつでも詰めろで角をとれるので先手から攻めづらく後手不満ないだろう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。