埼玉りそな銀行 蔵の街出張所
大正7年築の建物は、「 第八十五国立銀行 本店」として建てられました。
建物正面の塔屋部分は八角形状の4 階建てで、頂部にはドーム状屋根と望楼があります。
設計は保岡勝也さんで、近くの「保刈歯科醫院」「山崎家別邸」も手掛けています。
実はその他にもあり、その建物が「川越貯蓄銀行 本店」になります。
この建物は残念ながら、現存しません。
調べてみますと、「川越貯蓄銀行」は現在の「埼玉りそな銀行 蔵の街出張所」敷地内に2回建てられています。
1回目の初代「川越貯蓄銀行」は2階建てで、そして2回目は二代目「川越貯蓄銀行」として3階建てが・・・
2回の建築、設計に関わったのが保岡勝也さんです。
そのため、「保刈歯科醫院」「山崎家別邸」「埼玉りそな銀行 蔵の街出張所」と、この「川越貯蓄銀行」を含め、「保岡勝也 川越4作品」と呼ばれています。
今回、建物を色々調べて気付きましたが、貯蓄銀行は初代、二代目と別棟で過去存在した建物なので、個人的には「保岡勝也 川越5作品」なのでは・・・と思うところもあります。
(初代「川越貯蓄銀行」、二代目「川越貯蓄銀行」と考えると・・・)
建物については、5月31日に発行します書籍内で簡単に紹介します。
■『川越の建物 近代建築編』
川越市内の近代建築を21箇所紹介します。
書籍は5月31日 取次搬入
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