書籍流通倉庫
出版社として起業し、春の発行に向け関係各社との打ち合わせ、それに伴う諸手続きを順次進めています。
発行するためには、書籍のコード、取次との取引コードの取得を行えば、とりあえず流通の準備はできます。
では、書籍を誰が、どのように流通、管理するのか。
一般的に、各出版社は書籍流通に特化した専門倉庫との取引を行い、書籍の流通、在庫の管理などの業務を代行してもらう流れになっています。
発行点数が少なければ、出版社で在庫管理を行い、納返品のために取次へ毎日通えば、取引の必要もありません。
仙波書房は、代表自ら、企画、編集、営業、管理・・・と行う「ひとり出版社」になります。
取次への納返品で半日要する移動時間、自宅兼オフィスの空き部屋を倉庫にしたとすると、書籍在庫の重量で床がたわむ可能性もあり、書籍流通倉庫との取引を検討してきました。
出版社勤務時時代に取引があった書籍流通倉庫が仙波書房の近隣にあります。
倉庫の担当者は年齢がほぼ同じで、杯を交わす機会も多く、気軽に相談できる仲です。
この担当者とは出版社を退職後も一緒に飲む機会がありました。
出版社起業の夢を語る自分に、担当者は
「書籍が出たら、流通は任せてくれ!
会社には話せるような立場になるから・・・」
先日、倉庫契約の旨を伝えるため、書籍流通倉庫を訪問しました。
起業の旨、新刊の案内、取引の旨を伝え、春から取引を始めることになりました。
夢を実現化し、今は所属長になった彼に、「仙波書房」書籍の流通・管理を一任していきたいと思います。
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