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大切にしたいもの
日本に生まれて日本で育って日本人でよかった。
そんな思いをしみじみ感じた年末年始。
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大掃除は、一年の感謝と邪気を払いよい年を迎える準備。
しめ縄は、不浄なものが入り込むことを防ぎ
一年家を守っていただくため。
大晦日には悪魔祓い。
今でもあるのだろうか・・
実家では、父が生きていたころは、大晦日の夕刻、
一年の悪を祓い新しい神様を迎え入れるために行っていた。
父が家族順番に「悪魔祓」と言葉を3回唱えながら
御幣束?をふりふりして回っていた。
おせち料理は翌年も良い年になるよう、
家族の無病息災を祈って作る。
家族はその思いを頂くことで、
一年無事に過ごせるのではいかな・・
元旦には神棚へお供えをし家族全員がならび柏手を打つ。
お年玉は、もともとは、魂を象徴するものだった。
年初めに年神様から新年の魂を分けていただく、
毎年一年分の力を授かると考えられていたという。
その新しい魂を運んでくるのが子供たちという説や
大人から子供へ、または年下へ分ける(配る)説など
どちらにしても、ありがたくお年玉を渡そう。
・・・・・・
様々なならわしに 心を寄せながら過ごせたお正月。
子供時代を思い出し、
ならわしを大切にしてきた家庭に育ったこと、
ならわしを大切にしてきた親に、改めて感謝の気持ちを持った。
ならわしは家族への思い、
家族の幸せを願うところから生まれている。
改めて様々なならわしに心を寄せてみようと思った。
(生徒たちには、始めて聞く話も多く興味津々だった)
次は節分。