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子どもを産めない日本?人口減少時代の生き残り戦略 少子化社会で幸せになる方法 感想

難しい話題を扱っているにもかかわらず、分かりやすく解説されているので、専門知識がなくても十分に読み進められる構成です。

読み進めるうちに、特に心に残ったのは、少子化がもたらす「負の連鎖」と、それを食い止めるために必要な「社会構造の変革」の話でした。例えば、少子化が年金制度や医療費に与える影響について書かれた部分では、「これって自分の老後にも直結する問題だな」とハッとしました。

また、氷河期世代への言及も印象的でした。この世代は就職氷河期に直面し、非正規雇用や低収入のために結婚や出産を諦めざるを得なかった人が多いといいます。
この本を読んで一番感じたのは、「少子化問題は他人事ではない」ということです。経済的支援だけでなく、働き方や教育のあり方、男女平等の意識改革など、多方面からの取り組みが必要とされています。

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