シチリアにしひがし 遺跡を訪ねて一人旅6.7.8
新たな発見への旅 「博物館をめぐる」
(展示物の写真を載せられないのは残念)
2 モツィアとホイタッカー博物館の旅
モツィアは、フェニキア人がカルタゴを建設してから100年後の紀元前8世紀に建設され、シチリア西部の拠点都市の一つとして栄えていました。
植民都市ではなく従属していたと表現したほうが正しいとされています。
当時は、島と陸地を結ぶ1㎞にもわたる石で舗装された陸橋が築かれ、今も海底に遺構が残っています。
シラクサのデイオ二シオス1世の侵略によって破壊され、カルタゴの大軍によって奪還されました。
その後は現在のマルサラに要塞を築き、そこを拠点とし、当時はリバリウムと呼ばれていました。
第一次ポエニ戦争でローマ軍の攻撃を受けましたが、カルタゴが敗れたために要塞が明け渡されました。
その後、モツィアが登場するのは、マルサラワインの輸出で財を成したイギリス人J.ホイタッカーが島を購入し、1909年から遺跡を発掘してからです。
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