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赤ちゃんからの贈り物

私が赤ちゃんって素敵だなと思ったのは、私も子どもだった小学3年生の時です。親戚のお姉ちゃんたちが次々と赤ちゃんを出産し、お正月の親戚の集まりなどで赤ちゃんに会うのがとても待ち遠しかったのを覚えています。

赤ちゃんの何に惹かれたのか?

私はとにかく赤ちゃんが可愛くて可愛くて、抱っこしたくてたまりませんでした。小学生ということもあり、「ちょっとだけね」と赤ちゃんを抱っこさせてもらった時は、本当に嬉しかったんです。いよいよ抱っこ♡ 「か、かわいい…」しばらく幸せに浸っていると…「オギャー!!」と泣き始めます。

泣いちゃった…もうちょっと抱っこしていたかったのに…。しぶしぶ、ママに赤ちゃんを渡します。すると、ピタッと泣き止む赤ちゃん。それにとても感動しました。と同時に、「こんなにかわいいと思っていても、私ではダメなんだと悲しくなったのを覚えています。

何に感動したかというと、「ママ」という存在だけで赤ちゃんは安心しているということです。無条件の愛を初めて目の前で実感したのです。赤ちゃんは、かわいいママがいいとか、優しいママがいいとか、お料理が上手なママがいいとか、条件を一切つけていないということ。ただ、「あなた」がいいという無条件の愛。

大人になるとパートナーにでさえ条件を付けて愛そうとします。無条件で人を愛するってなかなか難しいことなのかもしれない。私も早くこの無条件の愛を受け取ってみたいなと思っていました。

実際に子どもを産んで見ると、ちゃんと無条件の愛をもらっています。私もこの子の存在を愛しています。大人になると子どもに条件を付けて愛してしまうことが多いかもしれません。成績が良くないと、スポーツができないと、〇〇ちゃんもできているのに…。など。案外条件を付けずに見守る方が、子どもは伸び伸びとその能力を発揮するかもしれません。

無条件の愛は、簡単なようで難しい。それが普通にできる赤ちゃんってやっぱり素敵だな。