舐めない男
クンニリングスされるのは好きじゃなかった。
理由は、ある男が原因だった。
その彼は、全く前戯的なことがなく自身は組んだ手を自分の頭に下にしてビーチに寝転がってるような格好で横たわっているだけ。
私には咥えさせる。それなりに奉仕して頑張っている私に放った一言、「俺、口でイったことないんだよね。」
これは、終わるタイミングがない、永遠にさせられる口行為が確定。
徐々にストレスが溜まっていく中、「私にはしてくれないの?」勇気を出して聞いた。
「それがね・・・」彼はなんと昔の彼女話を始めたのだ。
『昔の彼女をクンニしていた時、彼女の体液が匂って臭いと感じ
息を止めて我慢していたけど、たまらなくなって息をしてしまった。その時に体液が鼻に入ってしまったんだ。
その後、鼻の粘膜にまとわりついて匂いがずっとずっと取れなくて不快だった。それ以来、トラウマなんだ。』
というのが彼の理由(言い訳)でした。しかもドヤ顔で語っていたのが”鼻につく”。
私の話ではないっ と心の中では叫んだ。
彼に嫌悪感を抱くも、自分の体液の匂いはわからない。
もしかして私も? 実は私のことなのでは?
そんなこんなで、結局、私がトラウマになったのだ。
その彼とはもちろん続くことなく終わったが
私のトラウマは持ち越され、クンニリングスはNG、なくてもいい
SEXスタイルとなってしまった。
一つ言いたいのは、このような独りよがりのSEXしかしない男の根元は
”大したことがない”と言うのが私のデータだ。
その後、トラウマを消し去ってくれたのはアラフィフ目前、
まさかの10歳年上の日本人男だった。
彼と出会って、クンニリングスの本当の良さを知り
初めて自らNAMETEとお願いしたり、AVでクリニングスのシーンで
興奮するという、ひとり遊びのおかずが増えたほど。
啜陰、クリニングスはSEXは最大の最愛のコミュニケーションツール。
相手のそこまで、解放し合う、無防備になれると行為は
信頼関係を築くものそのものなのだ。
自身の快楽を独りよがりの男任せにせずに
自分がどんなふうに感じ、気持ち良くなるのか自分で知ることが大事なこと。
だからレッツ オナニー。
必ず、本当に自分に合った人に必ず出会えるから。
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