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妻の「私産む係!あなたは育てる係!」から始まった僕の子育て
今回は、育児編のインタビューです!障がいのあるお子さんを育てている相原秀哉さんに、セルパメンバーのまりんがお話を伺いました(^^)
相原秀哉さんのプロフィール
相原秀哉さん(男性・40歳)
IBMを2016年に退職し、現在は業務改革コンサルティングと教育・研修サービスの事業を行う株式会社ビジネスウォリアーズを経営。
週末はサークルでバスケットボールやバレーボール、バドミントン等のスポーツをしたり、ジムで運動していたりします(今はコロナにより自粛中...泣)。
娘はどんな状態で生まれてくるか分からなかった
ー 相原さん、本日はよろしくお願いします!
相原:よろしくお願いします!
ー まずはお子さんについてお聞きしても良いですか?
相原:はい。自分には7歳の娘がいて、彼女には脳の先天性の形成不全による障がいがあります。
「障がい」と言ってもそれがどんな影響をもたらすのかは人それぞれです。
娘の場合、発育が遅れてしまうため体が小さく、見た目はまだまだ赤ちゃんで、ハイハイはできません。知能面で言うと、0歳レベルですね。
ー お子さんに障がいがあることはどの段階でわかったのでしょうか?
相原:妻の妊娠7ヶ月目ですね。
ー 障がいについて、どう受け止められたのでしょうか?
相原:最初に聞いた時は自分自身もショックでしたが、妻はもっとショックを受けているだろうと思い、どう声をかけようか悩みました。
医師からは「お子さんの脳は正常ではありません」とハッキリ言われていて、どんな状態で生まれてくるかも分からなかったので。
夫婦間では、どんな状態で生まれてきても、子どもが幸せな人生を送れるように一緒に努力していこうと話し合いましたね。
ー 「どんな状態でうまれてくるかも分からなかった」とは不安ですよね。無事にご出産できて本当によかったです。
相原:原因も不明で、症例も少ない障がいだったので調べてもあまり分かりませんでした。
妻は妊娠中つわりがひどかった分、産んだ途端に「体に羽が生えたようだ!!!」とものすごく元気になってました(笑)
我が家の役割分担は「妻:産む係、 僕:育てる係」
ー ちなみに、保育園や小学校はどうなっているのでしょうか?
相原:保育園に関しては、最初は認証保育園に通っていて、2歳の時に認可保育園に移りました。
特別な園に通わせてはいませんが、ずっと0歳児クラスにいました。
小学校は肢体不自由の子が通える特別支援学校に行っています。
看護師が常駐していたり、職員の数もたくさんいたりして、手厚い支援を受けられていると感じます。
ー そこでパパ友や育児系のコミュニティに入ったりはしたのでしょうか?
相原:いや、してなかったですね。
保育園で会う親御さんはみんな働いているので忙しくて、挨拶ぐらいしか話す時間がなかったです。
障がいのある子の親同士でも、障がいの程度がバラバラなため人付き合いが難しいですね。。
ー 育児に関する相談はどちらにされているのでしょうか?
相原:最初は姉に相談していたんですが、姉は障がいのある子どもを育てたことがなかったので、いまは学校の先生や医師に相談してます。
ー 仕事と育児の両立についてお伺いしたいのですが、夫婦間で役割分担などはされていますか?
相原:そうですね、育児に関しては僕がほぼワンオペ(=ワンオペレーション/1人で担当)していて、料理に関しては妻に任せています。
妊娠がわかった時、
妻「私、産む係!あなたは育てる係ね!」
と言われ、役割分担が決まってしまいました(笑)
ー 役割分担とはいえ、ワンオペ育児は相当大変ではないですか?
相原:大変ではあります。
IBM時代は、先方との打ち合わせが延びて保育園のお迎え時間を過ぎてしまうこともあって、保育園と職場の板挟みになっていました(苦笑)
ー おぉ、、汗!ちなみに育休は取得されたのでしょうか?
相原:育休自体は取得していないのですが、溜まっていた有給をつかいました。職場の理解もあり、休むこと自体はスムーズでしたね。
おかげで娘が保育園に入るまでの期間はずっと一緒に過ごすことができました(^^)
育児と仕事の両立
ー 仕事と育児を両立するために他にされていることはありますか?
相原:時間配分の効率化、ですかね。
生産効率を上げて、仕事は時間内にパフォーマンスを出せるようにする。
家事をしている間にイヤホンでNewsPicksの動画を聞いたり、効率化にはこだわっています。
それと、週に一回家政婦さんに家事をお願いしています。
ー 現在の日本は子育てがしにくいと言う声を多く目にしますが、相原さんの考える「子育てしやすい」条件とはなんでしょうか?
相原:そうですね、
・役割分担がしっかりとされている
・親が近くに住んでいる
・職場の理解
・子育てネットワークに入っている
とかかな。
育児は時間の効率化をすごく意識するきっかけにもなったし、世の男性はもっと育児をしたらいい、と思います。
ー 最後に、U25世代に向けてメッセージをいただけますでしょうか?
相原:必ずしも女性の方が育児に向いているとは限らないので、仕事/家事/育児については性別に関係なく夫婦間で得意なことを分担して行うようにすればいいと思います。
また、自分たちだけでは負荷が高過ぎると感じるのであれば家事や育児の一部を外部にアウトソースすることを検討してみるとよいでしょう。
周囲の目や世間の常識に捉われることなく「自分たちにとって何が最適か」を追求できるといいですね。
ー ありがとうございました!
相原:ありがとうございました!
おわりに
いかがだったでしょうか。
障がいがあることで見えてくる悩みもありつつ、娘の成長を見守っている相原さん。
家事育児は得意な方がやればいい、外注するのも選択肢だ、とフラットに考えられるのも、本当に素敵だと思います。
私がもし将来子どもを授かったら、
「私産む係やるから、あなたは育てる係ね!」
と言ってみたいなぁ、なんて(^^)笑
読んでいただき、ありがとうございました!
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