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スイスで働くことになった話。 その2

『その1でのあらすじ』

海外で働きたいと思っていた時に渡りに船なスイス就業の話と、偶然が偶然を呼んだ、奇跡の連続の話。彷徨える根無草、居場所を見つけるのか?

さて、後輩くんに連絡をとって、何と現地のボスに会えることになった私です。
ボス来日中に会えて話が出来るなんて、何という幸運!
無論、今ではSkype面接などなどあるけれど、直接会うってやっぱり大事だと思うのです。

そうして迎えた週末。場所は渋谷でした。焼き鳥屋さん。11月だったかな。

後輩くんと、いま思えばスイスで夏季働いているガイドさん達と、ボスを待つこと・・1時間。笑

いえいえ、良いのですよ。想定内です。だってボスは、面接のために日本に来たわけではないしね。良いのです。私は住まいが遠いので、終電が気になって気になってしかたなかったですが、やっと現れたボスと話せたのは20分ほど。

図らずも英語面接となったわけですが、仕事の概要などを話して・・・握手しておしまい。

おや?これは良い感触?と思ったものの、終電が迫っていたので失礼しました。

これが、ボスとの初めましてでした。


そして約半年後の2015年5月。

スイスにいました。

これは、初めてマッターホルン を見た時。

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5月の初旬だったので、まだ雪が残っていて、到着の翌週には雪が降りました。
スキージャケットなんて使わないだろうと思っていたのに、早速使うことになって驚いた思い出。

ちなみにこちらが、初めて撮った夜景。

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そしてこちらは、初めて”出勤”した時の、職場からの写真。

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何もかもが、幻想のようでとても幸せでした。

一生に一度、スイスで働いたという記憶が残るだけで良いなあと思っていましたが、繋がるご縁はここだけで終わらなかったのでした。

初年度は、写真屋さんでした。
マッターホルン とセントバーナードとの記念写真を撮る、写真屋さん。
正直とても大変で、食事の時間を取るより寝ていたい、という環境だったので、滞在中にものすごく痩せました(笑)が、シーズンも終わる頃に現地のガイド会社の社長に声をかけてもらいました。

それが、今まで続いています。ありがたい。

初年度を終えた時に、私の中で大きな心境の変化がありました。

長いことどこか奥の方で気にしていたし、ネガティブな思いをずっと抱えていた初めて勤めた会社のことを、何となく拭い去ることができた気持ちでした。

全ては繋がっていると言うし、糾える縄の如し、とも言うけれど、やっとスッキリ、なんだか晴れやか!というふうに変わりました。

All my past had paid off!!

と叫びたいくらいでした。

許せなかったモヤモヤを、許せた瞬間でもありました。
気にしていたのは私だけ、という感じかと思うけど、この時に意外に相当しんどかったんだな、と逆に遅まきながら実感もしたのでした。

この呪縛が解けるのに、実に7年近く。もったいない時間だったとも思うけど、必要だったのかも、とも感じています。

最後に、最近のお気に入りの山たちの写真でも。

秋空。

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日の出。

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日の出その2。

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ちゃんと写真やりた気持ちがむくむくと出てくるくらいには、フォトジェニックな街です。技術がなくても、フォトジェニックです。笑

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ふう
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