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好きなことがわからないと思った時、自分の価値観を明確にする方法
あなたにとって、嫌なことはありますか?
それは、明確になっていますか?
『嫌なことを“イヤ”と思っちゃダメ』
なんて思い込みがある人は、嫌なことがあっても、我慢していつもやっている
なんてことがあるかもしれません。
自分に正直になって、嫌なことはNOと言えたらいいのですが、それが無理な人はイヤイヤやってしまっているかもしれません。
でもって、いちいち嫌だと思うことも面倒になり、『嫌だ』『嫌い』なんて感情を感じないようにしてしまう
なんてパターンがあります。
嫌なことがぼんやりしてしまうと、逆に好きなことも、わからなくなってしまうものです。
『嫌なことは、イヤ』
『嫌いなことは、キライ』
と言ってもいいのです。
好き嫌いは、ダメと思っている人は、このパターンになることが多いです。
好き嫌いは、ダメ
と思っている人は、子供の頃に、そのような価値観を身につけたのだと思います。
例えば、
子供の頃「好き嫌いなく食べなさい」
なんて言われて育ったら、「好き嫌いがない子がいい子」で、「好き嫌いがない子」だと、親や先生に褒められる
なんて経験の中から、先ほどのような『好き嫌いは、ダメ』という価値観を身につけるのです。
そんな価値観に縛られずに生きるには、どうしたらいいのでしょうか。
それは、“嫌いなものを明確化する”です。
自分は何が嫌いなのかを書き出すのです。
ポイントは、
「上司の〇〇課長が嫌い」
という感じではなく、
「無責任な人が嫌い」
とか
「自分勝手な人が嫌い」
というように固有名詞ではなく、どんな人や物が嫌いなのかを書き出すのです。
“嫌いなもの”が明確になると、“好きなもの”も明確になるものです。
そして、自分の大切にしたい価値観が明確になるのです。
あとは、その価値観を大切に生きればいいのです。
しかし、“嫌いな人” というのは、心理学用語で言う投影の場合が多いです。
“投影”とは、自分のとある衝動や資質を認めたくない時、自分を守るために、他の人にその悪い面を押し付けてしまう心の働きです。
自分の中の受け入れられない部分を他人に映写機のように映し出しているのです。
『無責任な人が嫌い』
というパターンでは、実は自分にもそんな面があるけど、そこを認めたくないから、他人に投影しているのです。
これは、自分を守るためなので、悪いことではありません。
でも、嫌いな人が現れた時は、自分の認めたくない部分を認めるチャンスかもしれません。
『嫌いな人の要素を自分も持っているかもしれない』
そのように思えばいいのです。
ということで、価値観が明確になったら、嫌いな人は、自分の投影であることを認め、受け入れる
そして、好きなことは大切にする
これで、人生が豊かになるかもしれません。
嫌いなことは嫌いでいいんです。
好きなことは正直に好きでいいんです。
いつも、我慢している人は意識してもらえるといいと思います。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。