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「忘れたい事と忘れたくない事」

かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め。
そのような言葉を言われてきた人もいるでしょうし、
その教えを実践してきたという人もいるでしょう。
 
しかし、忘れてはいけない事を忘れてしまったり、
忘れてしまいたい事を忘れられずにいる人もいて、
自分の記憶のいい加減さに難儀をする私たちです。
 
また、スポーツの世界などでよく言われるのが、
記録に残る選手ではなく、記憶に残る選手を目指し、
頑張っていきたいという、コメントだったりもします。
 
そして、家族よりも先に地上での生涯を終えた後に、
家族の記憶に何を遺してあげられるかも気にしたり、
家族と良き思い出を増やしたいと願う人もいるでしょう。
 
また、忘れたいのに忘れられない後悔もあるでしょう。
若い時には、やってしまったことを後悔するものです。
老いた時には、やらなかったことを後悔するものです。
 
凍りついた心を溶かしてくれた温かい言葉だったり、
怖気づいた時に背中を押してくれた言葉というのも、
自分の記憶にしっかり残っているかもしれませんね。


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自尊心を高め、輝ける自分に
 
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名倉潔
貴重なお時間を使って、最後までお読みいただきありがとうございました。あなたが、健やかな心で楽しく過ごせますよう、心からお祈りしています。