【ストレスマネジメント】心が勝手に変わる行動ってあるんだろうか?

「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」と海外のある研究者は指摘しました。

人間、悩みがあれば「自分の考え方がいけないんだ」とか「性格に問題があるのかな」と、自分の頭は心に着目してくよくよしがちです。ところが、行動から心が変わることもあります。具体的には、

・上を向いて胸をひらく

上を向くと体のこわばりが取れ、胸をひらくとドーパミンが分泌されて生存への意欲が増すとされています。次に、

・軽く息を吸って深く息を吐く

軽く吸って深く息を吐くと、脳の血流がカラダの下に降りて、余計なことを頭が考え過ぎなくなります。

・スキップする、ジムでパンプ

スキップしながら悲しいことを考えられるでしょうか。ある研究によると悲しげな動作をすれば本当に悲しい感情が湧き、楽しげな動作をすれば本当に楽しい感情が湧くと言います。とりあえず「ケツ振って踊る」ってことでしょうか。縄飛びなんかもいいかもしれません。

・「ある形式」の日記をつける。

どんなことがあっても「と、いうわけで自分は運が良い」というフレーズで結ぶ日記をつけよ、と言う方がいます。「どんなことがあっても」と言うのがポイントです。例えば、「今日、車に轢かれて入院することになったが、おかげで会社は休めるし、ずっと積ん読だった本もたくさん読める。というわけで自分は運が良い」とか、「今日振られたが、そのおかげでもっと良いパートナー探しができそうだ。そこで早速、新しい服を買いに行ったら、お店の方が魅力的だった。というわけで自分は運が良い」といった具合です。

・自分だけの隠れ家に逃げ込む

「隠れ家」というと大げさですが、ファミレスのお気に入りの席とか、電車で少し乗って行ったところにある日帰り温泉とか、天気の良い日に富士山が見える歩道橋など、そこに行けば自分の気持ちを慰撫できるような隠れ家をいくつか持っておくのも良いでしょう。もちろん、心の中にそれを作るのも良いでしょう。自分が大切にしている思い出とか、それを良い記憶がよみがえってくる本とか手紙もいわば「心の隠れ家」かもしれません。

・誰かにgiveする

元格闘家で国会議員でもある須藤元気さんは、「毎日2つは他人のために手放す」ことを心がけているそうです。具体的な物でなくても構いません。「ありがとう」と言葉でもいいから他人にgiveする。笑いかけるでもいい。人間には返恩規範というのがあるので、良いことを与えてくれた人に良いことを返そうとする動機が働きます。無理のない範囲でgiveするのも良いかもしれません。

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