画力なくたって楽しめる 「お絵描きゲーム」をアナログやデジタルで
絵を描いてそれが何なのかを当てるゲーム。こういった遊びは昔からバラエティ番組などでも多く取り上げられており、第三者として見る場合にはその“うまく伝わらない感じ”をこそ楽しみ、当事者になった場合にはストレートに伝わったときの「やった!」という気持ちを味わえるということで、どんな立ち位置からでも楽しめる良ゲーです。
そういったゲームは実はアナログにもデジタルにも存在しており、GWのように大勢が時間を合わせて集まれるようなときには、盛り上がりに一役買えるものですので、今回はそちらを紹介したいと思います。
アナログでのお絵描き伝言ゲーム
ボードゲームでのお絵描き伝言ゲームとして有名なのは、なんといっても「テレストレーション」です。とても人気があり、コロナ禍になる前は「入荷しては売り切れ、入荷しては売り切れ…」を繰り返すほどでした。
詳しい解説は「すごろくや」さんのところが良いと思いますのでここでは簡単な紹介だけ。
対象年齢:12歳~
プレイ人数:4人~8人
価格:5,500円
ルールは簡単。
1.描く絵のお題を決める
まずは全員が「お題カード」を引きます。「お題カード」には6種類の「お題」が書いてありますので、そこから自分で描くものを選んでもいいし、サイコロを振って出た目の「お題」を描くのでもよいです。
(※このお題決めには厳密なルールはないので、そのときのメンバーで決めればよいでしょう。)
2.「お題」をもとに制限時間内に絵を描く
お題が決まったらそれぞれ専用のスケッチブックに絵を描きます。このときの制限時間は約1分(!)です。その描いた絵を隣の人に渡し、隣の人はその絵を見て「何というお題だったのか」を予想しますので、なるべく分かりやすく描きます。
これがなかなか難しい。
3.隣の人の描いた絵を見て、元の「お題」を予想する
今度は絵ではなく、文字で書きます。前の人の意図したものはちゃんと伝わっているでしょうか……。
スケッチブックを一枚めくると「お題」記入ページになりますので、そこへ自分の予想した「お題」を書き、次の人へ渡します。
4.前の人が予想した「お題」をもとにまた絵を描く
前の人から回ってきたスケッチブックを受け取り、そこに書かれたいる「お題」をもとに、また制限時間内に絵を描きます。
注意点としては、見ていいのはその「お題」ページだけで、さらに前の人が描いた絵のページは見てはいけないということです。
5.スケッチブックが回り終わったら答え合わせ
「絵を描く」→「お題を予想する」…というのを自分の最初のスケッチブックが戻ってくるまで繰り返します。
(※プレイ人数が奇数か偶数かで少し変わってくる部分もありますが、概ね一緒です。)
最後にみんなの描いたものを公表しながら答え合わせをしましょう。ここが一番盛り上がるところです。
このゲームは4人から遊べますが、人数が多ければ多いほど伝達が難しくなってきますので、なるべく多いほうが楽しめます。実際に僕が過去に遊んだときには7人でプレイしたのですが、うまく「お題」が最初から最後まで伝わっていたのは一人くらいでした。
スケッチブックは付属の黒板消しで消せる簡易ホワイトボード形式なので、何回でも繰り返し遊べるようになっています。お絵描き系のゲームは専用のお絵描きシートが使い捨てタイプのものもありますので、これは助かりますね。
オンラインでやるならこれ、「Draw & Guess」
上記の「テレストレーション」をそのままデジタルに持ってきてオンラインで遊べるようにしたとも思えるゲームが昨年(2021年)Steamで発売された「Draw & Guess」です。
価格は400円。マッチングの難しいところがあるのと、外国人とマッチングしてしまってもややこしくなってしまうので、できれば仲間内で示し合わせてプレイしましょう。
無料でブラウザ上で遊べるお絵描きゲームもありますが、僕はあえてこちらをおすすめします。基本的なルールは上記の「テレストレーション」と一緒です。
いろんなYoutuberの方がプレイしておられますが、仲間内で遊ぶ楽しさが垣間見えるのは、有名な花江夏樹さんのチャンネルかと思われますのでこちらを挙げておきます。
初期費用はかかるものの、オンラインで遊べるというのは今のご時世にも合っているかと思います。遠く離れた場所に住む友人とも遊びたい場合にはこちらが良いですね。
画力なんて関係ない
お絵描きゲームとなると、「画力があるほうが有利なんじゃ……」と思われるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
絵のうまい人の特徴として「つい描きすぎてしまい、伝えたいものはなんなのか分かりづらくなる」という問題があります。あとは制限時間内に描ききれない人とかも…。
大事なのはどれだけ分かりやすく他の人に伝えるか。
変に漫画タッチの絵より“棒人間”の方が案外伝わるものですよ(笑)。
今回紹介したお絵描きゲーム、機会があればぜひご家族や友人仲間の間でやってみてください。“画力がない”なんて臆せず楽しんでやるつもりで!
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