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ファミコンカセットには不思議な魅力がある 「わたしのファミカセ展 2023」開催中

ついに発売された「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」で世間が沸いている中、今日ご紹介したいゲーム関連の話題は「わたしのファミカセ展 2023」です。

この「わたしのファミカセ展」という催しは2005年にスタートしたもので、日本国内だけでなく海外も含めたクリエイターが、「ファミコンカセットのラベル部分」を自由にデザインして公開するというものです。

いかにも実際のゲームとして存在していそうなデザインに見えるのですが、これらは全てオリジナル。ゲーム自体は各々のクリエイターが創造した架空のものとなっています。


特設サイトに並べられているカセットの画像をクリックすると、それぞれのカセット画像が大きく表示されるとともに、クリエイターの名前・職業・国籍と一緒に「どんな内容のゲームなのか」というところまで説明されています。

これを見ると、一口に「クリエイター」と言っても、実際の職業は本当に様々な人たちがこの「ファミカセデザイン」に取り組んでいることが分かります。みんな子供の頃に見たファミコンカセットに何かしら「忘れられない思い入れ」のようなものがあるんですかね。

あれ、しかし……とふと考えてしまいました。このファミコンカセットの状態で発売されたのは、日本をはじめ中国など一部のアジア圏のみ。アメリカやヨーロッパでは「NES」といって、ちょっと大きめで頑丈そうなカートリッジで発売されていたはず。にも関わらず、このファミカセ展には欧米のクリエイターから出展されたものもあります。一体どういうことなんでしょうか。

どうやら海外のゲームファンの中には、「日本のファミコンのデザインが好きだ」という人も一定数いるようです。


こういう人たちの中に、「ファミコンのカセットの感じが好き」という人がいるのかもしれませんね。


ファミコンのカセットのデザインって、何か分からないんだけどそれだけですごく魅力があるんですよね。パッケージ(外箱など)ではなく、カセットそのものにです。

ファミコンの頃はカセットの形にもいろんなものがありました。ナムコのものやアイレムのものはかなり独自色を打ち出していましたね。ラベル部分のデザインにしても、限られたスペースを各社でいろいろなフォーマットで作っており、見ているだけで本当に楽しめたものです。

そんなファミコンカセットのデザインを、個人レベルで自由にデザインされたものを展示している「わたしのファミカセ展」。ファミコンカセットを知っている人なら、この展示はかなり楽しめると思いますよ。


ちなみにこちらはWeb上だけでなく、オフラインで観にいくこともできます。

『わたしのファミカセ展』
展示期間(予定):2023年4月29日(祝土)〜 5月30日(火)
展示会場(予定):METEOR 東京都杉並区西荻北 2-11-9 2F
開場時間:13:00〜20:00
入場料:無料
定休日:水曜日(祝日は営業いたします)

(※「わたしのファミカセ展」公式サイトより)

GW中の展示を中心として行われているものですが、5月の末までやっていますので、気になる方はぜひ「ファミコンカセットの状態」で展示してあるものを現地で見てみてください。

そして、「よし、自分も!」と思う方はクリエイターとして作品を応募してみるのも良いかと思います。


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