「夏の文庫フェア」今年もはじまる! 各社それぞれのキャンペーンも
毎年7月前のこの時期になると始まる、「夏の文庫フェア」。小学生や中学生にとっては、「夏休みに読書感想文を書くための課題図書が決まるもの」くらいのものですが、日頃から本屋によく行くような人間からすると、新作映画の原作本に会ったり、過去の名作に会ったりとちょっと嬉しくなる期間です。
本屋に文庫本がバーッと平積みにされている様子を見るだけでなんかワクワクしますからね。
そんな「夏の文庫フェア」が出版社各社で始まっております。今回はその文庫フェアについて紹介しますので、最近忙しくて本屋に寄ることもなかった、といったような方はぜひこの機会に本屋に行ってみてください。
ナツイチ 2023(集英社)
集英社が毎年行っている「ナツイチ」は今年ももちろん開催。6月20日から既に始まっています。
キャンペーンでプレゼントされるものとしては、しおりとしても使えるスマホクリーナーがあります。なくなり次第終了となりますので、公式ページから確認してデザインなど気になった方は本屋へお急ぎください。
また、以下の4つの本は期間中は「ナツイチ」限定仕様のカバーとなっております。
翼はいつまでも(川上 健一)
やめるときも、すこやかなるときも(窪 美澄)
R.P.G.(宮部 みゆき)
舞姫(森 鴎外)
「ナツイチ」では、本自体もさることながら声優さんによる本の朗読があることでも毎年話題になっています。
今年も専用のYoutubeチャンネル「よまにゃチャンネル」にてその一部を確認できるようになっていますので、声優のファンでもあるという方はぜひそちらもご確認ください。
カドブン夏推し2023(角川文庫)
角川文庫の夏フェア「カドブン」は6月14日から始まっています。今年のテーマは「夏推し」。厳選した“推し本”を紹介するとのことです。
「カドブン」では特にキャンペーン専用カバーなどをつけてくれたりといったものは無いものの、文庫についている応募券をハガキで送る、もしくはレシートをアプリから応募することでオリジナルポーチや図書カードなどのプレゼントが抽選で当たるようです。
「カドブン」でも、キャンペーン中に限定カバーになっている本があります。マスキングテープ「mt」とコラボしたものだそうです。非常に夏らしく爽やかなデザインとなっていますので、ぜひチェックしてみてください。
銀河鉄道の夜(宮沢賢治)
坊っちゃん(夏目漱石)
女生徒(太宰治)
あなたも私も(久生十蘭)
「夏フェア」対象の本としては、昨年公開されヒットしたアニメ映画「すずめの戸締り」の原作本や細田守監督作品としてヒットした「時をかける少女」の原作本などがあります。
新潮文庫の100冊 2023(新潮文庫)
新潮文庫の夏フェアは7月からはじまるということで、何日からスタートするのかは公式サイトからはちょっと分かりませんでした。まぁ例年7月1日には始まっているようなので、今年もその可能性が高いです。
新潮文庫のキャンペーンではステンドグラスしおりがもらえるようです。デザインなどは公式サイトからチェックしてみてください。
本屋さんで夏の文庫フェアがはじまるといよいよ「夏がはじまるな」という気がしますね。読書好きの方は本屋さんへ足を運ぶ機会が多くなるかと思います。
電子書籍もいいですが、やはり文庫は本の形で読みたいですよね。
今回はこのへんで。
それでは、また。