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クリエイターの訃報続く　アニメーターの木村貴宏さん逝去

セレステ

昨日、ある方の訃報がツイッター上に流れていたのを見て驚いてしまいました。アニメーターの木村貴宏さんが闘病の末に亡くなられたということが、アニメ「コードギアス」シリーズの公式アカウントより発表されたのです。


「木村貴宏さん」と聞いても誰のことか分からない、という人のために説明しておくと、主に90年代・00年代頃に多くのアニメやゲームでキャラクターデザインを担当された方です。アニメでいうと「勇者王ガオガイガー」、「ベターマン」、「コードギアス 反逆のルルーシュ」など、ゲームでいうと主にPC向けの美少女ゲームで「ヴァリアブル・ジオ」や「Viperシリーズ」の登場キャラクターのデザインに携わっておられます。

「コードギアス」がやはり有名ですが、それ以外でもおそらく絵を見れば「ああ、この絵の人！」と、30代・40代以上の人であれば分かる人も多いのではないでしょうか。

享年58歳だそうです。まだまだ若いですよね……。

病名は「アミロイドーシス」という難病だそうです(※病名の公表は遺族の希望により為されたとのこと)。ちょっと聞き慣れない病気ですが、「アミロイド」という異常たんぱく質が全身のいろんな臓器に付着することによって、その臓器が機能障害を起こしてしまうという病気とのこと。木村さんはこの病気と闘っていたとのことでした。


一昨年はドラゴンクエストの作曲で知られるすぎやまこういちさんが亡くなり、今年に入ってからは漫画家・松本零士さんの訃報についてもお伝えし、アニメに関わる声優さんについてもここ数年で何人もの方が亡くなられております。アニメやゲームなど、いわゆる「オタクカルチャー」に触れて育ってきた自分にとってみれば、よく目にしていた名前の方々が亡くなられていくのは、やはり非常に寂しいものですね。

今でも僕はアニメも見れば漫画も読みます。しかしながら最も注力していた頃というのはやっぱり学生の頃とか20代の頃とかになります。つまり90年代・00年代ですね。その頃に活躍されていたクリエイターの方たちというのは自分にとって強く心に残っているものです。

クリエイターの方が亡くなられれば、もうその人から新しく生み出されるものはありません。過去に作られたものを見て懐かしむことくらいしかできません。この人の作ったものをもっともっと見たかった、と思ってももう叶わないのです。

それぞれがこの世に残していってくれたものはとてもとても素晴らしいもの。

今はただ、木村貴宏さんのご冥福をお祈りいたします。


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