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令和でのサンソフトの復活 それは本当の“復活”になりうるか

その昔、「いっき」というゲームを出した会社SUNSOFT(サンソフト)が令和の今復活するという話を聞きました。たしかに話題性はあります。それに、昔聞き慣れたゲーム開発ブランドが今でも頑張ろうという姿には「応援したい」という気持ちも出てはきます。

しかし実際のところ、現代に通用する、現代でも売れるようなゲームが作れるのか、ということになるとちょっと不安な気持ちのほうが大きいのが正直なところです。


いっき団結

この復活するサンソフトは、既に開発中のゲームも発表していて、それが「いっき団結」というPC向けのマルチ対戦ゲーム。

これを見たときに思ったのは「またいっきか……」ということ。

たしかに「いっき」はサンソフトを代表するようなゲームであることは間違いありません。レトロゲーム界隈で考えても、聞き覚えのあるタイトルということになるでしょう。

内容を見ると、画面見下ろし型の対戦アクション。つまり分かりやすく言ってしまうと「いっき」というゲームを多人数で遊べるようにしたもの。これなんですがね……過去にサンソフトは同じようなものを発売済なんです。

それが次で紹介するゲームです。


いっきおんらいん

かつてPS3で発売されたオンライン対戦ゲームに「いっきおんらいん」というものがあります。

発売はされたものの、ほとんどハシにも棒にもかからなかったゲームです。PS3は持っていても、このゲームの存在は知らないという人は多いのではないでしょうか。

それくらいマイナーで、話題にも上がらないゲームです。ちなみにグラフィックは現在開発中の「いっき団結」よりはちょっと頑張っている感じです(※PS3クオリティかと言われれば難しいですが……)。

一応現在でも配信されてはいるようですので、もし気になった方は遊んでみるのも良いかもしれません。価格は600円です。

この「いっきおんらいん」での失敗が「いっき団結」の開発に活かされているのでしょうか。もし活かされていなければ……また同じ轍を踏むだけになってしまいそうなんですよね。


昔遊ばれていたゲームを、雰囲気そのままに発売して話題になるということはよくあります。しかしその多くが“話題になっただけで終わってしまっている”のです。

悪魔城ドラキュラテイストで売れた「BloodStained」や令和になって復活した「桃鉄」など売れたソフトもあるにはあります。

しかし、その後が続かない。

そういったゲームを出した開発チームから、どんどんと続編や新作ゲームが出て本当のリバイバルではないでしょうか。

サンソフトの復活がただ一時の“話題”だけで終わらなければいいなと思わずにはいられません。

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