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スクエニの「バビロンズフォール」サービス終了に思うこと

スクウェア・エニックスから発売されたゲームに「バビロンズフォール」というものがあります。今年3月に発売されたアクションRPGで、オンライン上で多人数で遊ぶことを想定したゲームシステム、例えるなら「モンハン」や「PSO」のようなものだと思ってもらえれば良い。

この「バビロンズフォール」ですが来年2月、つまり発売から約1年でサービスが終了することが先日発表されました。オンライン専用タイトルとしてはかなり短い期間であると言えます。

理由として「今後お客様にご満足いただけるサービスの提供が困難であるという結論に至ったから」ということなのですが、まぁ初期の売り上げの低さなども響いていたのでしょうね。

ちなみにこちらのゲーム、ソフトは買い切りタイプで月額料金などはかかりません。ゲームさえ買ってしまえばあとは追加料金など考えずオンラインでプレイしていけるというわけですね(インターネットに繋ぐ料金は個々で必要になりますが)。昔であれば先に挙げた「モンハン」や「PSO」も月額料金を取っていました。オンラインゲームを管理・維持していくという点でやはりそういったお金も必要になってくるからです。ですが、最近では月額料金のかからないタイプも多いですね。

しかしながら「モンハン」とこの「バビロンズフォール」では決定的に違ってくる問題があります。それが、「オフラインでは遊べない」という点です。

サービス終了後の来年3月以降は、ゲームを持っていても何もできないということです。これが基本プレイ無料のゲームであればそう問題にはならなかったでしょう。実際ソシャゲ界ではリリースからわずか半年でサービス終了なんていうゲームがザラにあります。しかしこの「バビロンズフォール」は買い切り型。最初に6,000~8,000円なりのお金がかかっています。


こういったことにならないために、オンライン専用タイトルであれば本来であれば最低でも2年はサービスを続けたほうが良いと思いますし、もっと言うと基本プレイ無料でないのであれば(買い切り型であれば)、オフラインで遊べるモードをちゃんと最初に用意しておくべきだと思います。オフラインで遊べるのであれば、今回のように短い期間でサービス終了となってもそこまで問題にはならなかったでしょう。とりあえずは遊べるのですからね。

これは、ソシャゲが流行ったことによりこういった形でのサービス提供に慣れてしまったことの弊害ではないかと思いますね。ゲーム内アイテムへの課金、ガチャへの課金、そういったことで料金が徴収できて運営が成り立ってしまっています。だめなら「やめま~す」でユーザーに対しほとんど責任もない。


「バビロンズフォール」に責任感が感じられないとは言いません。現ユーザーに対して今後何かしらの配慮はするでしょうしね。ただ、もう少し企画段階からしっかり考えるべきではなかったかな、とは思いますね。

発売から1年でただのディスクになってしまうゲームパッケージ。その想定は無かったのでしょうか。

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