「うどんの日」 暑い日には冷たいうどんも
先日、「今日はおにぎりの日ですよ~。こんな日があるんですね~。由来は……」みたいな感じで「おにぎりの日」を紹介したのですが、おにぎりに記念日があるなら当然ほかの食べ物にも記念日はあるよね、ということで今日7月2日は「うどんの日」だそうです。
では、例によってこの「うどんの日」がどのようにして決まったか、などを見ていきたいと思います。
うどんの日を制定したのは?
うどんと言えば、真っ先に浮かぶのはやはり“うどん県”として有名な香川県。美味しいうどんを求めて、四国までうどんを食べに行った方もいることでしょう。
そして「うどんの日」を制定したのもやはりこの香川県。こちらの製麺事業協同組合が1980年に制定したそうです。
なぜ7月2日?
それではなぜ7月2日が「うどんの日」ということになったのでしょうか。語呂合わせで考えてみても、「7…2…う、どん……う~ん」つながりませんね。
香川県の讃岐地方では、田植えの終わる時期がちょうど半夏生(はんげしょう)という夏至(6月21日頃)から数えて11日目頃だったそうです。それが7月2日。そして香川県のほうでは、田植えを手伝ってくれた方々に労をねぎらう意味でうどんをふるまうという風習があったそうです。
「7月2日にうどんをふるまう」
こういうことがあったため、7月2日を「うどんの日」と定めたそうなのです。
ちょっと変わったうどんも紹介
香川県のことばかり言っていますが、うどんの美味しいところは他にもたくさんあります。そして、皆さんが普段思いつくようないわゆる“うどん”とはちょっと変わったものもあるのです。今回は最後にこちらをご紹介しましょう。
料理漫画「ミスター味っ子II」でも紹介されたそのうどんは、三重県を中心に食べられている「伊勢うどん」です。
普通のいわゆる“うどん”と違う部分はなんといってもこの麺の食感でしょう。香川県のうどんをはじめ、一般的にうどんの麺は「コシが大事」と考えられています。しかしこちらの「伊勢うどん」は麺が太目でもちもちしておりやわらかいという特徴を持っています。
このため、しっかりとしたコシのある麺を求めている方達にはあまり受け入れられないようなのですが、柔らか目な麺が好きな方には好評なようでお年寄りなどにも食べられやすいものとなっています。
また、かけうどんのようにつゆにしっかり浸かったものではなく、どちらかというと“ぶっかけうどん”のような感じで、タレに麺を絡めて食べるようなものとなっています。このへんも伊勢うどん独特の特徴ですかね。
三重県の伊勢神宮などに観光に行く機会のある方は、ぜひこの「伊勢うどん」も試してみてください。
さて、「うどんの日」いかがでしたでしょうか。
暑い日が続きますので、冷たいぶっかけうどんを食べたりするのも良いと思います。胃にもやさしいですしね。
この時期はそばや冷やし中華がメジャーですが、うどんもたまにはいいですよ。