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人は心に余裕のある時には、お世辞も言えるし愛想笑いだって結構簡単にできるものです。人をほめたり、プラスの文言を言うのも容易です。

ところが、ひとたび心に余裕がなくなったとき、その人の最も醜い部分が露呈するように思います。

極論ではありますが、世の中でいうところの「事件」を起こす場合、加害者は多分心に余裕がないのだろうと思います。
ただ、だからと言って事件を起こしていいというのではないのですが、心に余裕のない時は、セルフコントロールができなくなるからでしょう。

ところが稀に、最悪の状態なのに最高の結果を出せるような人がいます。最悪だからこそ頑張ろうとする人です。
心の余裕のない時にこういった結果を出せるような人というのがその人の本質が素晴らしい人なのだと思います。

私のような仕事も、お客様はこちらのコンディションなど知る由もありませんし、こちらはどんな心の状況下であったとしても変わらない対応をすべき仕事ですから、自分の心の余裕のない時にそれをそのまま出してしまうようでは最悪です。

ここ数年、正直私は介護とそれに伴う貧困と自由のなさ、自分自身もどんどん年を取っていくので心の余裕という意味では本当になかったと思います。
なので仕事できちんとそれをコントロールで来ていたのだろうかと考える事があります。

人はできるだけ人のマイナスな文言(愚痴とか悪口とか文句)は聞きたくないものですが、私は仕事上どちらかというとそのようなマイナスの文言を聞く立場にあります。そこで自分の心に余裕がない時はそのマイナスのオーラをモロに受けやすい状態ですから、できるだけ受けないようにはしてきたつもりです。
むしろ自分自身も余裕がないからこそ、心に余裕のない人の発する言葉に対して共感的理解はできたりしますから、そこに真摯に向き合ってはきたつもりでいます。
なので仕事上はあまり問題はなかったと思います。

ただ、プライベートでは私も一人の人間で、正直そんなにできた人間ではありませんので、家族や友人に対してはマイナス発言の網羅になっていたと思います。
ここ数年(2008年以降、山羊座に冥王星がいた今年までの間)はもう、心の余裕など正直なかったですし、本来ワガママで自分本位な人間なのにそれがまるで叶わないような状況でしたので、ひとたびタガが外れた時、罵詈雑言を面白おかしく普段なら言えても、こういう時期は真剣にマイナス発言をしてたでしょう。仕事柄言霊がどうしても強くなりますからその影響力があるので、マイナスオーラをかなり発していたと思うのです。

相手もこちらの心の余裕のなさに寄り添えるだけの余裕がない場合は、マイナスオーラを受けたくないでしょうから、プライベートではかなり距離を置かれた人がいます。真向からこういう理由で、と喧嘩したりしたわけではないのに、急に疎遠になるというパターンがかなり多かったと思います。
特に2013年は自分の太陽の真上に冥王星がいたので、そのころからだんだんつきあいが変わり、「断捨離」されたかなと思うケースがありました。

心に余裕のない時はまず、私のような人間は、人に対する思いやりとか配慮が欠けてしまい、楽しい事に対してあまり関心がなくなってしまいます。楽しそうにしている人に対して「ノーテンキだな」と思ってしまったり、プラス志向の押し売りみたいに感じたりしたと思います。

人には仕事柄プラスの文言を言うので、エネルギーを消耗しますから余計プライベートでは自分の闇が出てくるのだと思います。

なので、心に余裕のない時こそ、人に甘えてはいけないと思います。仕事でメンターをしているような人に相談できればいいのですが、自分がそれに近しい仕事をしている以上、なかなかそういうこともできないので困ります。
でも、友人や知人はメンターではないので、大事な人ほど、自分に余裕のない時は距離を置くべきなんだと思います。

1ハウスに太陽と土星の合がある私はどうしても欠点としてのネガティヴ志向がありますから、そこに冥王星がいた時は僻みっぽい性格を露呈していたと思います。

今年になって冥王星が水瓶座に移行し(今一瞬山羊座の29度にいますが)今月20日には完全に移行します。

そんな矢先、やはりもともと物理的に距離があったのもあって、自分に余裕がないこともあって相手の行為から何となく相手の困惑を感じたので距離を置いた友人がいましたが、ふと思い出していたら何と彼女から手紙が届きました。
こういう場合の復活はやはりもともとの太陽星座の相性がカギになります。
今年は相性のいい人と他にも数名復活しました。
ただ、太陽星座の相性があまりよくない人の場合は大事にしようと意識しますから、金星星座の相性が良い場合はあまり問題はありません。

自分自身を冷静に見つめなおすことがやっとできるようになってきたのかなと思います。
そうすると、不思議なことに疎遠だった人ともまたつながることができるのです。

人を許すこと、受け入れることのできる人はやはり心に余裕があります。
状況がそんなに良くない時でも余裕は作ることができますから、趣味や自分を落ち着けるような場所などを求めることで余裕を作っていきたいものです。
来年は新たな土地で生活することになるので、それを受け入れて何か楽しいことを探していきたいものです。

心に余裕のない時こそ、良い方の本質が出るように心がけたいものです。

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