理解のある彼くんと出会う話
この文章はサークルクラッシュ研究所(https://twitter.com/circlecrush)のアドベントカレンダー12日目のために書いたものです。
テーマは「自分語り」との事なので、しっかりと自分語りをさせていただきます。
自分より前に沢山の文章の上手い方々が書いているので、今回の話は本当にただの「自分語り」だと思っていただけると幸いです。
-----------------------------
Twitterで燃えがちな「理解のある彼くん」の話って、大体が「死にたいと思ってたけどひょんなことから彼くんと出会い、生活ができるように!」みたいな話ですね。
実際自分がそうなるまでは「んな都合のいい話ある訳ないやろ〜!!」なんて思っていたのですが、
あるんです、ひょんなことって。
そんな「理解のある彼くん」と出会って救われた、ガチ当事者の自分語りです。
-----------------------------
彼くんと出会うまで
大学1回生、2017年10月
パニック発作で精神科に行ってみたら「ADHDでは?」と言われ、WAISなどを受けたらしっかりと発達障害でした。
ADHDとあわせて、幼少期から続く親の過干渉と若干の暴力によって認知の歪みがあるとされ、境界性人格障害と気分障害があると診断されました。
大学2回生の終わり頃
「マジで大学無理です、でも実家帰るのは勘弁して欲しいです」と親に宣言したところ、母親が「父は単身赴任するし、私と京都で同居しなさい」と宣言され、生活の全てを母親に管理されながらの生活が始まりました。
正直ここから3回生の冬まで記憶がありません。
彼くんと出会ったきっかけ
大学3回生、2020年3月
コロナが広がり始めた当初に酷い抑うつで自殺を毎日考えていました。
そんなところに「死にたいくらいならうちで鍋でもしようぜ!」とフォロワーに誘われ、フォロワーのシェアハウスにお邪魔することになりました。
住民だけではなく、その他のフォロワーも呼ぼうということになり、数人呼んだ中に居たのが現在の僕の「理解のある彼くん」でした。
彼くんとは初対面でそれなりに仲良くなり、後日映画を観に行ったり、宅飲みをしていました。
そして、気がついたら付き合っていた、という感じでした。
(相手から付き合おうなどということは言われておらず、付き合ってるんだよね?と確認もしなかったため、ぼんやりとしています)
初めての恋愛、初めてのサークルクラッシュ
彼くんと付き合うまで自分は恋愛経験が一切なく、全てが新鮮で浮かれていました。
彼くんと付き合って数ヶ月後、彼くんがシェアハウスに住む女の子とTwitterのDMで連絡をとっていた事でヘラってしまって、
Twitterで愚痴
↓
シェアハウスの女の子に見つかる
↓
揉める
という事件を起こしてしまいました。
(その女の子とは直ぐに「Twitterに愚痴書いてごめんなさい」と謝罪をし、和解しています。)
そして、そこから話がどんどん肥大化し、紆余曲折を経て最終的にシェアハウスから退去することになりました。
自分はサークルクラッシュだとは思っていませんでしたが、当時シェアハウスの同居人が「サークルクラッシュ発生!」とツイートしていたので、そうだったんだなぁと言う認識です。
理解のある彼くんとの現在
大学卒業後、京都で就職出来なかったため一時的に地元に戻りました。
しかし、ブラック企業に就職してしまい、社長によるモラハラで精神を破壊。2021年8月に退職して、9月に精神科閉鎖病棟に入院しました。
その話の詳細はこちら
https://note.com/selbstmord_420/n/n2e53a42ae3f1
2021年10月、京都に転職先を見つけ、彼くんと同棲に至りました。
しかし、2022年4月に激務により精神を破壊しその会社も退職、法的なあれこれで揉めたため精神の調子が戻らず、9月にようやくアルバイトながらも仕事に就きました。
そして今現在も続いています。
理解のある彼くんの苦労
正直、「彼くんはすごく苦労しているだろう」と思うことがあります。
4月頃は担当だった食事もまともに作れず、出勤前に毎日泣き、帰宅して泣き、彼くんはそんな自分をなぐさめてくれました。
無職期間中も、抑うつでほとんど動けず、家事ができなくても決して責めずに生活の助けを出してくれました。
パニックを起こした時は薬を飲ませてもらったり、自殺未遂した時は病院まで駆けつけてくれました。
今の生活があるのは彼くんのおかげと言っても過言ではありません。
理解のある彼くんは無償の愛では無い
自分の生きづらさにあぐらをかいたり、彼くんに理解を求めすぎない、というのを自分の中での絶対的なルールとして確立させています。
人として当たり前なのですが、人は恵まれた環境にいるとそれが当たり前だと思ってしまうのを知っています。
自分は病気だから何やっても許されると思ってるししょうがないよねと思ってしまう可能性があると知っています。
父親の暴力性、母親のヒステリックの元で育った自分にはその素質があると自覚はしていますが、暴走してしまった時にちゃんと制限をかけられる程自分に自制心があるとは思えませんから……
オチが最悪になってしまいました。
文章を書くのが苦手ですが、頑張って書いてみたので許して頂きたいです。