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オーストラリア、大麻について。

こんにちは!Selassie です。
今回はかなりセンシティブな話題で書く前から緊張してるんですが…marijuana(大麻)の話です。
 「大麻」の文字を見ただけでアレルギーが出てしまう方は即この記事を読むのをやめてほしいです。
 大麻のことが嫌いでも、俺のことは嫌いにならないでください…!!
 
 なぜ大麻について書こうと思ったのかというと、オーストラリアで生活していると、日本人の大麻に関する知識がかなり偏っているように感じるからです。ネットで調べたりしても推奨派の偏った大麻アゲか、政府のダメ。ゼッタイ。みたいなプロパガンダ的なものが多く日本人が自分の意見を持ちにくい状況であるように思います。なのでここで俺の意見を交えつつあまり偏らないように色々話していきたいと思います。
俺もできるだけ真剣に、中立的に書けるように頑張りまーす。でも間違ってることもあると思うのでその時は教えてください。訂正します!

⚠️この記事は大麻の使用を推奨も否定もしません。

↑いつも思うけどこれって書く意味あるんかな?

目次
 1.大麻とは?
 2.大麻を海外で吸うと罪に問われるのか?
 3.依存性や健康被害について。
 4.オーストラリアの大麻事情。
 5.ダメ絶対教育について。
 6.最後に

1.大麻とは?

 みなさん大麻という言葉を一度は聞いたことはあると思います。たとえばHiphopの音楽が好きな人は曲の中でラッパーがよく大麻のことを歌っていたりしているのを知っていると思います。それ以外でもニュースなどで「大麻所持 逮捕」みたいなのがよく流れてきます。「大麻=悪い物」っていうのがほとんどの日本人の常識になっているのではと思います。

最初にざっと説明すると、大麻というのはアサ科に属する草です。

↑こんなんらしい、実際生えてるとこ見たことない…

 北海道などに行けば林の中に生えてたりするくらい、世界中どこにでもある雑草の一種です。
 しかし、その草を燃やして出た煙を吸うと、体に変化をもたらします。大麻自体には数千種類の化学物質が含まれているらしいです。ニコチンやタールなどといったタバコにも含まれる発がん性物質もタバコほどではないにせよ含まれているらしいです。(詳しくは調べてください)
 その色々ある物質の中で、ここで話すのは二つの成分についてです。それが「THC」と「CBD」という成分です。聞いたことくらいある人はいると思います。
 CBDは日本でも合法で、ドンキホーテにでも行けばCBDオイルを買うことができます。多分飲んでもあまり効果を実感することはないですが、少しまったりしたり、夜ぐっすり眠れるというような効果があります。気になる方はぜひドンキへ!
 問題はもう一つの方、THC です。この成分は現在日本で違法薬物指定されています。効果はいわゆるハイになるとか、皆さんが想像してる感じの大麻効果です。実際どんな感じなん?て言われると難しいんですが、多幸感、リラック感を得る。五感が敏感になり、音楽が良く聞こえたりご飯が美味しく感じる。周りの大麻好きな友達に聞いてみると「フワフワして、ニヤニヤしてしまう」と言っていました。こんな感じです。でも言葉で聞いても想像するのは難しいと思います。
 この「大麻」について、現在世界中で様々な議論が行われています。日本で得れるだけの知識では偏ってしまうので、気になるなら外国の論文なども読んでみることで多角的に大麻について考えることができるのではないでしょうか。

2.大麻を海外で吸うと罪に問われるのか?

 結論から言うと、外国で大麻を吸っても日本で裁かれることはありません。これは大麻に限った話ではなく、全てのドラッグがです。(もちろんその国で違法ならその国で捕まります)
 信じられないと言う人も多いと思うのでそれについての国会答弁のURL置いときます。

 俺の住んでいるオーストラリアのブリスベン(Queens land州)では、大麻の50グラム以下の所持は軽犯罪という扱いになっています。見つかったら罰金を払わないといけないです。もしも販売してしまうと普通に刑務所に入れられます。
 大麻を軽犯罪化してる国は多く存在します。しかし、完全に合法にしている国はそんなに多くありません。しかもそのようにした理由としては、大麻が安全であるということより、国内で蔓延しすぎているので国で管理した方がマフィアに金が流れない、税金を取れる、というようなネガティブな理由からだと思われます。
 なので、「海外で合法化が進んでいるから、日本もそれに追随して合法にするべきだ!」という意見には俺は少し安直すぎるかなと考えます。しかし、他の合法国の現状(大麻を合法化してどのように社会が変わったのかなど)をきちんと見ていくことは大事な事だと思います。
 それに加えて、世界的に大麻合法化が進んでいくのであれば、大麻が良い悪いという事もそうですが、一つのビジネスチャンスが生まれるというという見方もできると思います。ある試算では、2023年の世界の大麻市場の規模は572億ドル。それが2030年には4443億ドルにまで広がる予想だそうです。そう考えると日本で吸う吸わないというより、世界で戦うビジネスとして大麻を活用してみるというのも全然ありに思えてきます。(日本でもし合法化されるなら一足先に大麻ビジネスを始めたい…)
投資先としても面白そうなので世界の大麻企業の株を買うのも良いかもですね!

3.依存性について

 次は依存性についてです。大麻と聞いたら「一回やったら抜けられなくなる」というイメージが強い人も多いと思います。 
 結論から言うと大麻に依存性はあります。ないと言う人もいますが俺は絶対にあると思います。
でもここで重要なのは、一言で依存と言っても大きく分けて2つの依存があるということです。
 一つは肉体依存です。これは体が依存してしまう状況を指します。アル中になって手が震える、タバコが吸えないとイライラしてくる。などこのような症状は肉体依存をしていて起こる症状です。こちらについては大麻はタバコ、お酒に比べると肉体依存に陥ることは少ないと様々な研究で報告されています。俺自身も周りで一日中大麻ばっかり吸ってる友人がいますが、彼らが吸えないからと言って震えたり怒ったりしてるところは見たことがありません。

 二つ目は精神依存です。これは心が依存してしまう状態のことです。これに関しては絶対あると思います。なぜなら「吸って気持ち良くなった記憶」がある時点で、もう一回吸いたいと思うことは自然なことだからです。しかしこれについては全てのことで言えます。パチンコや恋愛に依存してしまう人って多いと思うんですよ。でもそれって、パチンコ台や彼氏彼女に依存物質が含まれてるわけじゃないですよね?その楽しかった記憶、経験が依存を引き起こすんです。これにはかなり個人差があると思います。その時の状況、精神状態、性格、など様々な要素が重なり合って依存に発展していくんだと思います。大麻でもそれはもちろんあると俺は考えています。たまに大麻は依存性がない!と主張する人がいますが、それは基本的に肉体依存の話です。精神依存は誰もが何にでもしてしまう可能性があるものだと俺は考えます。
 しかし、「一回やるだけでハマって抜けれなくなる」というのもかなり偏った意見に思えます。そういう人がゼロとは言わないですが、99%の人は一回で抜け出せなくなる。と言ったことにはならないと思います。

4.オーストラリアの大麻事情

 オーストラリアでの大麻の扱いは、かなり緩いです。(日本に比べて)法律でも個人での50グラム以下の所持は罰金と病院?みたいなとこに一回か二回行かないといけないくらいの罪です。(クイーンズランド州)しかも実際、大麻で捕まって罰金を払っている人を今のところ俺はみたことがありません。街を歩いていると至る所で大麻の匂いがしますし、ホームパーティなんか行けばめっちゃジョイント(大麻をタバコみたいにして吸えるようにしたもの)が回って来ます。
 病院に行って、ちゃんと診断書をもらうことができれば、処方箋として大麻を購入することができるようになり、合法的に喫煙することも可能です。(聞いた話ですが、背中や腰が痛い!他病院に行けば簡単に処方されるらしい…?)
 かといって、みんながみんな吸ってるわけではないです。一応法律で禁止されているわけですし、吸わない人ももちろんたくさんいます。しかしそういう人たちも他の人が吸うことに対して嫌悪感があまりないように思います。
 俺が住む家を探してる時、内見をしに行った家の大家さん(白人のおじいちゃん)が俺が部屋に入った瞬間ジョイントに火をつけてwanna smoke?と聞いて来た時は衝撃でした。こんなおじいちゃんでも昼間っから吸っているなんて…
そこで思ったのが、大麻に対する考えが緩い年齢層が日本に比べて圧倒的に広いということです。
これはかなり重要なことで、若い世代だけが大麻を容認しても国としては動かない(特に日本は高齢者多数だから余計に)からです。
 そう考えると、オーストラリアでは文化として大麻が根付いているように感じます。


5.ダメ絶対教育について

 ここからは、基本的に俺の意見になるので、賛同しにくい人も多いと思います。最悪飛ばしてください


 突然ですが、みなさんが子供の頃にもこの画像のような紙を何回か見たことがあると思います。今調べてみたらOD(overdose:薬の過剰摂取)についても書かれていてびっくりしました。(昔はなかったと思う)それくらい若者の市販薬ODが増えてるんですね〜。トー横とかで流行ってるってTIKTOKで見た気がします。俺はODの方が大麻の100倍危険だと思うんですが…まぁ合法(笑)なんでね。
 話戻します。これをみて俺が問題だと思うのが、これだけを見ると大麻で幻覚、手足の震え、幻聴がと言った効果が起こると誤解させるような書き方をしている所です。世の中には違法ドラッグと呼ばれるものは山ほどあります。その中でもひとつひとつ違う種類で当たり前に違う効果があります。それをこのようにまとめて書いて、その中でも副作用の強いものの効果を優先して書く。というのは政府によるプロパガンダだと思います。(プロパガンダとは、意図的に限られた情報を与えたりして、国や権力者の都合のいいように民衆を誘導すること)
 こんなことを子供の頃から教育すれば当たり前に今の日本人のように大麻と他の薬物の違いすらわからなくなり、議論すらできなくなってしまいます。
「どうせ違法なものだから、知識を得る必要すらない」という意見もあると思います。しかし、その考え方をしてしまうと、国に国民がコントロールされることを許しているように思います。国は国民によってコントロールされるものです。国をコントロールする者として、悪いものはなぜ悪いのか?良いものはなぜ良いのか?をめんどくさくてもみんなで考えていく必要があるように俺は思います。
 オーストラリアにいると、大麻を吸う人も吸わない人もその辺の認識がはっきりしています。オーストラリア人以外の人と話すことも多いですが、ほとんどの国の人はその違いを理解して自分の意見を持っています。正しい知識を得て、その上でみんな一人一人が意見を持ち、議論をしていくのが大切だと俺は考えます。

6.最後に


 ここからは俺の個人的な意見です。俺自身は大麻の軽犯罪化には賛成です。今の日本の法律だと初犯で執行猶予、二回目で2年くらい?刑務所にはいることになります。これはあまりにもしたことに対して、罪が重すぎです。合法化には議論の余地がまだまだあるにせよ、例えば50万円の罰金刑くらいにしたほうかま刑務所の圧迫などの観点から考えても、税収から考えてもいいんじゃないかなと思います。
 それに加え、大麻の使用は愚行権の範疇であるとも考えます。ここでいう愚行権とは、「人が愚かなことをする権利」のことです。例えば負けてるのにパチンコにずっと行く人いるじゃないですか。その人は行かない方が絶対いいんですよ、もちろん。しかしその人にはその愚かな行動をする権利があります。毎日毎日ラーメン食ってぶくぶく太る人もいます。体に悪いのわかってて添加物だらけのコンビニ弁当ばっかり食べる人もいます。この人たちはそれらの行動をしない方がいいんですよ。しかし彼らにはその権利があります。それが愚行権です。
 国が本来自由であるはずの人の自由を制限するにはそれ相応の正しい理由が必要です。それを今の日本はきちんと国民に提示できていないんじゃないかなと俺は思います。

 とはいえ、現状日本で大麻を吸うのことは全くオススメしないです。大麻を吸って得れるメリットと捕まるリスクを考えたらどう考えてもマイナスが大きすぎるからです。もししたいならタイ🇹🇭旅行にでも行ってついでに体験するくらいがいいと思います。
それと選挙での投票大事!

え?俺?俺は大麻なんてもちろん吸ったことないですよ〜
これは、周りにいる友達を見て考えたことなので、俺と大麻には何の関係もない。ということを強く強調しておきたいと思います!

 もう5500字超えてきて書くの疲れました。(原稿用紙14枚分…)大麻の話題どんだけ話すねんwってなってると思うんですが、できるだけ詳しく書こうとするとこうなってまいました…もう終わりです。最後まで読んでくださってありがとうございました!ワンチャン第二弾いつかやるかも…次はなにについてにしよっかな?クッキー🍪とか?
 最後までお付き合いありがとうございました!
お疲れ様です!!





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